小川隆夫さんが某有名バンドのリーダーに・・・ -ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100 ― 2007/05/17 22:59
加持です。ここ数日、仕事場の隣の家の屋根で生まれた「子猫が鳴いていて」、凄ーく気になります。
カラスが子猫を狙っているみたいなんですが、場所が場所だけに助けに行けないもどかしさ・・・。
今日は、いつもブログにお邪魔させていただいている小川隆夫さんが新刊『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』を発売されたので、ご紹介します。
小川さんのブログを見ると「もう大型書店では発売されている」と紹介されていたので早速今日(17日)、閉店間際の某大型書店に駆け込み何の迷いも無く購入!約2時間程かけて・・・ざっと目を通しました。
前作『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』が主に「初心者」向けアルバムが中心だったのに比べ、本作は「中級者~」向けのアルバムが並んでいるように思われます。
じっくり見ていないので大雑多にしか言えないですが、2割位のアルバムが「知っているものの未聴のアルバム」の様でした・・・いやはや(~~)。
※参考までに、ざっと読んだ中で印象に残ったアルバム(のコメント)をいくつか挙げておきます。
- アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『モザイク』 [Blue Note]
- ウイントン・マルサリス『スターダスト(Hot House Flowers)』[CBS]
- エリック・ドルフィー『ラスト・デイト』[fontana]
- クインシー・ジョーンズ『私の考えるジャズ』
- クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ『スタディ・イン・ブラウン』[EmArcy]
- ジョン・コルトレーン『至上の愛』[impulse]
- スタン・ゲッツ『スウィート・レイン』[Verve]
- ソニー・クラーク『ソニー・クラーク・トリオ』 [Blue Note]
- ドナルド・バード『フリー・フォーム』 [Blue Note]
- ナット・アダレイ『ワーク・ソング』 [Riverside]
- ハービー・ハンコック『ヘッド・ハンターズ』 [CBS]
- ファッツ・ナバロ『ザ・ファビュラス・ファッツ・ナバロ Volume 1』 [Blue Note]
- ホレス・シルバー『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』 [Blue Note]
- リー・モーガン『キャンディ』 [Blue Note]
(私が気になった記事は)「ブルーノート」と「トランペットもの」がやはり多いですね。
読みどころの一つは、ハービー本人のコメントで有名な『ヘッド・ハンターズ』誕生の”真実(本音)”が語られている部分ですね・・・・あと、ドナルド・バードの『フリー・フォーム』 で、初めて「ジャズ・ロック」を演奏した時の様子を語るハービーのコメントも。
また小川さん別著書『ブルーノートの真実』等でも読めるアルフレッド・ライオンのファッツ・ナバロに対する思いが、『ザ・ファビュラス・ファッツ・ナバロ Volume 1』に掲載されているのですが、何だか読んでいて胸が熱くなってきました。
・・・でも一番面白かったのは、小川隆夫さんがいつの間にかアート・ブレイキーの跡を継ぎ『ジャズ・メッセンジャーズ』を率いていた事ですね(笑)。
確か7年程前には(東芝EMIの特典盤で)、ジャズ評論家の児山紀芳さんが同グループを率いていたはずなのですが・・・いつリーダー交代があったのでしょう(笑)?
何のことか判らない人は、本を購入してから表紙をじっくり眺めて見てください(特に著者名真下の有名アルバムジャケットを)・・・いつも見慣れたジャケットとの違いに気づくはずです。
今回、『ホレス』している小川さんはすぐ判ったのですが、『マイルス』している前作は、帯の下に隠れていたので今まで気が付かなかった・・・自分が情けないです。
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