プレスティッジ7000番台クロニクル【Prestige 7000 chroicle】2013/06/05 06:38

EMIミュージックがユニヴァーサルミュージックと統合され、あの行方均さんが、ジャズ部門の最高責任者になったらしい(伝聞系)。


ジャズ三大レーベルの一つ「Prestige Records」


で、行方均さんらしいプロジェクト「プレスティッジ7000番台クロニクル」が、6月19日からスタートします。

三大ジャズレーベルの一つ、プレステッジの12インチLPシリーズ(PRLP 7001~7150)を、2014年(レーベル創立65周年)まで順次、「番号順(PRLP)」で発売する模様。


シリーズの特徴が列記されてたので、一部抜粋。

◎「世界初の番号順再発」

◎「マイケル・カスクーナがディスコグラフィー監修、ボーナス・トラックを可能な限り収録」

◎「最新DSDマスタリング&HRカッティング」、「SHM-CD仕様」



まだ未掲載な部分多いですが、詳細な情報は、下記を参照願います。





番号順で発売ということなので、こんな感じで発売されていくのでしょう。


【予想】Prestige 7000 chroicle 第1回発売 20タイトル (2013.6.19)

PRLP 7001   Billy Taylor - A Touch Of Taylor
PRLP 7002   Stan Getz Quartets
PRLP 7003   Milt Jackson Quartet
PRLP 7004   Lee Konitz With Tristano, Marsh And Bauer
PRLP 7005   The Modern Jazz Quartet - Concorde
PRLP 7006   Gerry Mulligan - Mulligan Plays Mulligan
PRLP 7007   Miles Davis - The Musings Of Miles
PRLP 7008   Wardell Gray Memorial, Vol. 1
PRLP 7009   Wardell Gray Memorial, Vol. 2
PRLP 7010   Elmo Hope - Meditations
PRLP 7011   James Moody - Hi-Fi Party
PRLP 7012   Miles Davis - Dig
PRLP 7013   V.A. - Conception
PRLP 7014   Miles Davis - Miles
PRLP 7015   Billy Taylor Trio, Vol. 1
PRLP 7016   Billy Taylor Trio, Vol. 2
PRLP 7017   Art Farmer Quintet Featuring Gigi Gryce
PRLP 7018   Phil Woods - Woodlore
PRLP 7019   Sanford Gold - Piano D'Or
PRLP 7020   Sonny Rollins - Worktime


【予想】Prestige 7000 chroicle 第2回発売 10タイトル (2013.7.17)

PRLP 7021   Elmo Hope/Frank Foster - Hope Meets Foster
PRLP 7022   Stan Getz/Zoot Sims/Al Cohn - The Brothers
PRLP 7023   J.J. Johnson/Kai Winding/Bennie Green - Trombone By Three
PRLP 7024   Sonny Stitt With Bud Powell And J.J. Johnson
PRLP 7025   Miles Davis And Horns
PRLP 7026   Zoot Sims Quartets
PRLP 7027   Thelonious Monk Trio
PRLP 7028   Teddy Charles/Shorty Rogers - Collaboration: West
PRLP 7029   Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet, Art Blakey, Kenny Drew
PRLP 7030   Kai Winding/J.J. Johnson/Bennie Green - Kai And Jay, Bennie Green With Strings


【予想】Prestige 7000 chroicle 第3回発売 10タイトル (2013.8.21)

PRLP 7031   The Art Farmer Septet
PRLP 7032   George Wallington - Jazz For The Carriage Trade
PRLP 7033   The Jon Eardley 7
PRLP 7034   Miles Davis And Milt Jackson Quintet/Sextet
PRLP 7035   Jackie McLean - Lights Out!
PRLP 7036   James Moody - Wail Moody, Wail
PRLP 7037   Tadd Dameron - Fontainebleau
PRLP 7038   Sonny Rollins Plus 4
PRLP 7039   Gene Ammons - The Happy Blues
PRLP 7040   Gil Melle - Melle Plays Primitive Modern


【予想】Prestige 7000 chroicle 第4回発売 10タイトル (2013.9.18)

PRLP 7041   Bennie Green With Art Farmer
PRLP 7042   Moondog
PRLP 7043   Elmo Hope - Informal Jazz
PRLP 7044   Miles Davis - Collector's Items
PRLP 7045   Earl Coleman Returns
PRLP 7046   Phil Woods - Pairing Off
PRLP 7047   Sonny Rollins - Tenor Madness
PRLP 7048   Jackie McLean - 4, 5 And 6
PRLP 7049   Bennie Green - Walking Down
PRLP 7050   Gene Ammons All Star Sessions


初期のマイルス・デイビスも、プレステッジに沢山の録音を残しています。


公式サイトに詳細情報が掲載されるまで、しばし待ちましょうかね。



ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤●静かなるケニー - ケニー・ドーハム2008/02/19 22:31


 「ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤」第1回発売分は、このアルバムでひとまず終了。
 マイルスの作品は資料整理に時間がかかるので後程(笑)。


 「静かなるケニー(Quiet Kenny)」は、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)の代表作です。
 珍しいトランペットのワンホーンで、バラッドやブルースを中心にしっとりと演奏しております。
 バックは”名盤請負人”トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)のトリオ。
 ・・・・そして1曲目に代表作「蓮の花(Lotus Blossom)」を持ってきている所もポイントでしょうか。

 ちなみに「蓮の花」、「Asiatic Raes」と改題されてブルーノートで2人の有名ジャズ・メンが取り上げておりますね。
 まずマックス・ローチのバンドで共演したソニー・ロリンズが「Newk's Time / Sonny Rollins(Blue Note 4001)」で、そして同じくマックスのバンドで共演したハンク・モブレーが参加した「Goin' Up / Freddie Hubbard (Blue Note 4056)」でも。


 ・・・おお、丁度手元にある『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100/小川隆夫著(河出書房新社)』の88ページにこのアルバムが紹介されておりますね。
 コメントしているのは、なんとディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)とマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のお二人!

 超有名人お二人のコメント、ケニーの人柄や演奏テクニックについて、ツボを押さえているので引用させていただきます。


 まずディジー・ガレスピーから。

 「派手なプレイが苦手で、バラードが得意」
 「音色が美しい」、「マイルスのほうが一枚上手だが、リップ・コントロールがうまい」
 ・・・・さすが同じ楽器を演奏するお方だけあって、的確なコメントです。

 お次は、チャーリー・パーカーのバンドに後釜として彼を推薦したマイルス。

 「おれは、やつの才能の素晴らしさを知っている」
 「引っ込み思案なところがあって、結局、最後までこれっていうバンドを作ることができなかった」
 「おれはやつのアルバムが好きだ。おれが所属していたプレステッジにも紹介してやったしな。」

 ・・・つまり、マイルスが紹介してくれたからこの作品がある訳ですね。
 四畳半ジャズとか言って「静かなるケニー」を愛聴する日本人全て、マイルスに感謝しないと(笑)。


 「蓮の花」からラストの追加曲「Mack The Knife」まで、初春の陽だまりにまどろみながらお聴きください。


Quiet Kenny / Kenny Dorham New Jazz NJLP 8225

01. Lotus Blossom (Kenny Dorham) 4:35
02. My Ideal (Robin-Chase-Whiting) 5:02
03. Blue Friday (Kenny Dorham) 8:41
04. Alone Together (Schwartz-Dietz) 3:08

05. Blue Spring Shuffle (Kenny Dorham) 7:33
06. I Had The Craziest Dream (Warren-Gordon) 4:35
07. Old Folks (Hill-Robinson) 5:10
08. Mack The Knife (Weill-Brecht) * 3:01

Kenny Dorham (tp) Tommy Flanagan (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds)
Recorded on November 13, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

*reissue as New Jazz NJLP 8225 [Quiet Kenny + 1 (Mack The Knife)]



ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)

UCCO-9164 静かなるケニー / ケニー・ドーハム 

静かなるケニー静かなるケニー
ケニー・ドーハム トミー・フラナガン ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-01-23
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CONCORD RVG REMASTERS

Quiet KennyQuiet Kenny
Kenny Dorham

Universal Japan 2006-03-21
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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

UCCO-9025 静かなるケニー / ケニー・ドーハム[現在、定価販売なし] 

静かなるケニー
静かなるケニーケニー・ドーハム トミー・フラナガン ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-04-11
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おすすめ平均 star
starケニーの魅力の一面を実感させてくれます。

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1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
<DSD(Direct Stream Digital)マスタリング使用>

UCCO-5054 静かなるケニー / ケニー・ドーハム 

静かなるケニー静かなるケニー
ケニー・ドーハム トミー・フラナガン ポール・チェンバース

ユニバーサルクラシック 2007-09-19
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ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤★ソウルトレーン - ジョン・コルトレーン2008/02/17 06:51


 『(J・コルトレーン、)プレステッジ時代の最高傑作!』と、今参考にしているCDの帯に書かれております。
 ・・・確かに。アトランテック時代、インパルス時代の諸作に対抗出来るアルバムです。



 マイルス・デイビスも作曲者のT・ダメロンとの共演で演奏を残している「Good Bait」
 コルトレーンのソロを聴いていると、超有名ブルース「Blue Train」が思い浮かんでしまいますが、演奏しているキーが同じなのかな?
 ソロ・フレーズはかなり似通ってます。

 お次もマイルスと関係が深い、ビリー・エクスタインのバラッド「I Want To Talk About You」
 トレーンの演奏も良いですが、R・ガーランドのブロック・コードを多用した物憂げなソロも聴きもの。


 軽快なテンポで演奏される「You Say You Care」
 「Theme For Ernie」は、D・ガレスピー楽団のアルト奏者で、1957年2月に若くして急死したアーニー・ヘンリー(Ernie Henry)に捧げられた美しいバラッド。

 最後は一番の聴き所、「Russian Lullaby」
 トレーンのソロはまさに『シーツ・オブ・サウンド』。音の洪水。
 この曲のスピードに流石のガーランドもマイッタか、つっかかり気味のソロを展開してます。
 ラストに登場するトレーンのカデンツァで曲は終了します。


Soultrane / John Coltrane Prestige PRLP 7142

01. Good Bait (T.Dameron-C.Basie) 12:01
02. I Want To Talk About You (Billy Eckstine) 10:48

03. You Say You Care (Styne-Robin) 6:11
04. Theme For Ernie (Fred Lacey) 4:52
05. Russian Lullaby (Irving Berlin) 5:31

John Coltrane (ts) Red Garland (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds)
Recorded on February 7, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.



ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)


UCCO-9163 ソウルトレーン / ジョン・コルトレーン

ソウルトレーンソウルトレーン
ジョン・コルトレーン レッド・ガーランド ポール・チェンバース

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SoultraneSoultrane
John Coltrane

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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

UCCO-9024 ソウルトレーン / ジョン・コルトレーン

ソウル・トレーンソウル・トレーン
ジョン・コルトレーン レッド・ガーランド ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-04-11
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1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
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UCCO-5013 ソウルトレーン / ジョン・コルトレーン

ソウルトレーンソウルトレーン
ジョン・コルトレーン レッド・ガーランド ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-09-19
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ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤●メイティング・コール - タッド・ダメロン・ウィズ・ジョン・コルトレーン2008/02/14 21:28


 ファッツ・ナバロとの共演、クリフォード・ブラウンへの作編曲の提供などトランペット好きには外せないピアニスト兼作編家、タッド・ダメロン(Tadd Dameron)。
 そんなダメロンが、ジョン・コルトレーンと共演したのが本アルバムです。

 いつもは共演者関係無しに吹きまくるコルトレーンも、主役のダメロンに合わせ、メロディアスな演奏に終始します。
 コルトレーンの抑え気味な演奏も、良いものですね。
 モンク、ダメロンと、作編曲の出来るピアニストと共演する時のコルトレーンは、いつも以上にリラックスして演奏しているように思えます。



 「Mating Call」は、曲の展開が如何にもダメロンらしい1曲。
 ビバップ調の軽快な「Gnid」では、コルトレーンがやや抑え目ながら快調に吹き切っております。

 美しいピアノのイントロから始まるバラッドの「Soultrane」、これはコルトレーンと演奏するために書き下ろされた曲でしょうね。
 この曲はコルトレーンのインパルス時代の超名盤「Ballads」に収録されても、違和感無いです。


 後半はミディアム・テンポの「On A Misty Night」、ファンキーなブルースの「Romas」と続き、 アップテンポの「Super-Jet」では、フィリー・ジョー・ジョーンズに煽られて、コルトレーンらしい豪快な演奏を聴かせてくれます。


Tadd Dameron/John Coltrane - Mating Call Prestige PRLP 7070 (reissue as PRLP 7247, PR 7745)

01. Mating Call (Tadd Dameron) 5:34
02. Gnid (Tadd Dameron) 5:07
03. Soultrane (Tadd Dameron) 5:22

04. On A Misty Night (Tadd Dameron) 6:20
05. Romas (Tadd Dameron) 6:51
06. Super-Jet (Tadd Dameron) 5:53

John Coltrane (ts) Tadd Dameron (p) John Simmons (b) Philly Joe Jones (ds)
Recorded on November 30, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.


ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)

UCCO-9169 メイティング・コール / タッド・ダメロン・ウィズ・ジョン・コルトレーン

メイティング・コールメイティング・コール
タッド・ダメロン・ウィズ・ジョン・コルトレーン ジョン・シモンズ フィリー・ジョー・ジョーンズ

ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-01-23
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CONCORD RVG REMASTERS

Mating CallMating Call
Tadd Dameron with John Coltrane

Universal Japan 2007-05-01
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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

※このアルバムは未発売。


1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
<DSD(Direct Stream Digital)マスタリング使用>

※このアルバムは未発売。


ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤●セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ2008/02/13 13:50


 本日は、ジャズ・ジャイアンツ揃い踏みのアルバム「セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ」です。
 またトリオによる演奏には、モンクと相性が良いと言われている、アート・ブレイキー(Art Blakey)がドラムで参加します。

 ・・・いやー、聴き直すと結構良いですね、このアルバム。


 最初の2曲は、フロントにS・ロリンズを据えた、カルテットによる演奏です。
 しかしロリンスの豪快なテナーと、モンクの個性的なピアノが良くマッチしてますね。

 「今宵の君は(The Way You Look Tonight)」、ソロの最初に登場するロリンズの豪快なテナーに刺激されてか、モンクが『弾き過ぎ』ているのが面白いです。

 「I Want To Be Happy」では、モンクがいつも通り?、マイ・ペースな演奏に戻ってます。
 ロリンズのユーモア溢れるソロのせいか、モンクらしからぬ、軽快な演奏となっております。


 お次の2曲は、ブレイキー入りトリオによる演奏。

 「Work」、モンクのピアノの隙間を上手く埋めるように、ブレイキーのおかずフレーズが的確に挿入されます。

 軽快な「Nutty」、モンク独特の装飾フレーズをお楽しみ下さい。


 ラストは、S・ロリンズを含むクインテットによる演奏です。
 よく見ると、フレンチ・ホルンでジュリアス・ワトキンス(Julius Watkins)が参加しているんですね。
 この人、ブルー・ノートに残した10インチ2枚以外に聴いたことありませんが(笑)。

 しかし、「13日の金曜日(Friday The Thirteenth)」、何て摩訶不思議な雰囲気をもった曲なんでしょうね。
 こんな曲がBGMなら、あのおっかないジェイソンでさえ、酔っ払って千鳥足で登場しそうです。


Thelonious Monk And Sonny Rollins Prestige PRLP 7075

01. The Way You Look Tonight (Fields-Kern) *3
02. I Want To Be Happy (Caesar-Youmans) *3
03. Work (Thelonious Monk) *2

04. Nutty (Thelonious Monk) *2
05. Friday The Thirteenth (Thelonious Monk) *1


*1
Julius Watkins (frh) Sonny Rollins (ts) Thelonious Monk (p) Percy Heath (b) Willie Jones (ds)
Recorded on November 13, 1953 in NYC.

*2
Thelonious Monk (p) Percy Heath (b) Art Blakey (ds)
Recorded on September 22, 1954 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

*3
Sonny Rollins (ts) Thelonious Monk (p) Tommy Potter (b) Art Taylor (ds)
Recorded on October 25, 1954 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.



ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)

UCCO-9167 セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズセロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
ソニー・ロリンズ セロニアス・モンク セロニアス・モンク ソニー・ロリンズ

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CONCORD RVG REMASTERS

Thelonious Monk & Sonny RollinsThelonious Monk & Sonny Rollins
Thelonious Monk With Sonny Rollins

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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

UCCO-9074 セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズセロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
ソニー・ロリンズ セロニアス・モンク セロニアス・モンク ソニー・ロリンズ

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1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
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UCCO-5074 セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズセロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
セロニアス・モンク ソニー・ロリンズ ジュリアス・ワトキンス

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ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤●ウィ・スリー - ロイ・へインズ2008/02/12 12:57


 今回は、個性的なリズムを叩き出す、ロイ・ヘインズ(Roy Haynes)「ウィ・スリー」 です。
 ロイ名義ではありますが、あえて「We Three」タイトルをつけているので3人対等のバンドなのでしょう。

 ロイ・ヘインズ、フィニアス・ニューボーン(Phineas Newborn Jr.)、ポール・チェンバース(Paul Chambers)という超技巧(!)派達が繰り広げる、刺激的な演奏をお楽しみ下さい。

 全編でパーカッションの様にドラムの音が聴こえてますが、意外な程、五月蝿く感じないです。
 って言うか、私は大好き(笑)・・・・この作品で、ロイ・ヘインズのファンになりました。

 ・・・フィニアス・ニューボーンのピアノも、このアルバムの演奏が一番好きです。


 オープニングはT.モンクでは無く(笑)、レイ・ブライアント作曲の「Reflection」です。
 ロイのワン&オンリーなドラム・ソロから始まり、フィニアスの良く鳴るピアノが存分に楽しめる1曲。

 2曲目はレイ・ロビンソン(Ray Robinson)に捧げたフィニアス・ニューボーンのオリジナル「Sugar Ray」

 3曲目は、可愛らしい曲調の「Solitaire」。これは50年代初期のポップ・チューンだそうです。
 ラスト、フィニアスの全部の鍵盤を使っているかのような壮大なピアノによる無伴奏ソロがいいですね。


 4曲目(LP時代はB面1曲目)はブルージーな、「After Hours」
 テーマ部からフィニアスの超絶早引きが炸裂!します。

 5曲目は、再びレイ・ブライアント作曲の「Sneakin' Around」
 ミディアム・テンポの、ちょっとクールな演奏です。

 ラスト6曲目は、私の敬愛するタッド・ダメロンの「Our Delight」です。
 アップテンポにもかかわらず3人とも悠然(笑)と、ナイスなフレーズや、複雑なリズム・パターンを繰り出してきます。


 最後にこのアルバム、間違いなく体育会系ノリ(私は文科系)な作品なので、体力のある時に聴きましょう。
 むしゃくしゃした気分も、これを聴けば爽快!になるのでは?


We Three / Roy Haynes New Jazz NJLP 8210

01. Reflection (Ray Bryant) 4:20
02. Sugar Ray (Phineas Newborn Jr.) 6:22
03. Solitaire (Guin-Borek-Nutter-Wigham) 8:46

04. After Hours (Parrish-Feyner-Bruce) 11:13
05. Sneakin' Around (Ray Bryant) 4:21
06. Our Delight (Tadd Dameron) 3:59

Phineas Newborn Jr. (p) Paul Chambers (b) Roy Haynes (ds)
Recoreded on November 14, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.



ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)

UCCO-9166 ウィ・スリー / ロイ・へインズ
ウィ・スリーウィ・スリー
ロイ・ヘインズ フィニアス・ニューボーンJr. ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-01-23
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CONCORD RVG REMASTERS

We ThreeWe Three
Roy Haynes Phineas Newborn Paul Chambers

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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

UCCO-9046 ウィ・スリー / ロイ・へインズ
※amazon では品切れ


1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
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UCCO-5071 ウィ・スリー / ロイ・へインズ
ウィ・スリーウィ・スリー
ロイ・ヘインズ フィニアス・ニューボーン ポール・チェンバース

ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-09-19
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ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤●サキソフォン・コロッサス - ソニー・ロリンズ2008/02/11 22:10


 通称『サキ・コロ』。ジャズ・ファン暦が長くなる程、存在が大きくなるアルバム。
 以前にご紹介した記憶があるので、詳しく内容を説明しません。
 (うちのブログは検索機能が弱いので。自分で以前の記事を探すのも面倒)。


 今、ふと手にした手持ちのCDの帯にはこう記載されています。
 『50年代のジャズが到達した最高峰!モダン・ジャズのあらゆるエッセンスが聴ける史上不滅の名盤』

 捨て曲無し。その日の気分に合わせて、各曲をチョイスして下さい。


 ライブの定番、カリプソ調の「St. Thomas」、じっくり聴かせる「恋とは何でしょう(You Don't Know What Love Is)」
 そして、ハードにブローする「Strode Rode」。

 後半は愉快な「Moritat」、〆はブルースの「Blue Seven」


 クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)存命中の録音であるので、全員が『影の無い』痛快な演奏を繰り広げていることも、ポイントでしょう。


 ちなみに『新ライナー』の翻訳は、いつもお世話になっている小川隆夫さんらしいです。


Saxophone Colossus / Sonny Rollins Prestige PRLP 7079(Reissue as 7326)
01. St. Thomas (Sonny Rollins) 6:42
02. You Don't Know What Love Is (Raye-DePaul) 6:25
03. Strode Rode (Sonny Rollins) 5:10

04. Moritat (Brecht-Weill) 9:56
05. Blue Seven (Sonny Rollins) 11:12

Sonny Rollins (ts) Tommy Flanagan (p) Doug Watkins (b) Max Roach (ds)
Recorded on June 22, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.



 以下、発売中のCDを可能な限り集めてみました。

ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤(RVG REMASTERS)

UCCO-9161 サキソフォン・コロッサス / ソニー・ロリンズ
サキソフォン・コロッサスサキソフォン・コロッサス
ソニー・ロリンズ トミー・フラナガン ダグ・ワトキンス

ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-01-23
売り上げランキング : 18558

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CONCORD RVG REMASTERS

Saxophone Colossus
Saxophone ColossusSonny Rollins

Universal Japan 2006-03-21
売り上げランキング : 1364

おすすめ平均 star
starロリンズの最高傑作!
starこれぞ本当のホンモノ!
starこのCDの最高の音質

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1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

UCCO-9001 サキソフォン・コロッサス / ソニー・ロリンズ
サキソフォン・コロッサスサキソフォン・コロッサス
ソニー・ロリンズ トミー・フラナガン ダグ・ワトキンス

ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-04-11
売り上げランキング : 68194
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1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
<DSD(Direct Stream Digital)マスタリング使用>

UCCO-5002 サキソフォン・コロッサス / ソニー・ロリンズ
サキソフォン・コロッサスサキソフォン・コロッサス
ソニー・ロリンズ トミー・フラナガン ダグ・ワトキンス

ユニバーサルクラシック 2007-09-19
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ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤 第1弾(1/23発売)2008/02/10 21:18


 今回からようやく『ルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤 第1弾(1/23発売)』がらみのご紹介を開始出来ます。
 このあたりの再発CD、いろんな形で次々と発売されるので、まず頭の中を整理するのが大変(笑)。


 ●1回目-去年の4月から150タイトル発売された、1,100円の廉価盤【JAZZ THE BEST】

 ●2回目-去年の9月から150タイトル発売された、1,800円の高音質通常盤【JAZZ THE BEST Legendary 150】
  <DSD(Direct Stream Digital)マスタリング使用>

 ●3回目-今年の1月から始まる、2,800円のルディ・ヴァン・ゲルダー・リマスター決定盤

 こんな風に日本盤だけでも、去年から3回目。怒涛の再発ラッシュですからね。もう訳がわかりません、はい。
 蛇足になりますが、シリーズによってラインナップが微妙に違うのも混乱に拍車をかける原因。


 これでようやく本題に。

 『RVG REMASTERS』シリーズは、先行して本国のコンコード・グループ(OJCシリーズの発売元、ファンタジー社が吸収された)で40タイトル発売。
 しかし日本盤では、話題の高音質素材CD を採用。オーディオ・ファンも必聴のシリーズと、ユニバーサルさんのHPで宣伝しております。

●SHM-CDとは何でしょう?

 恋ではなく(笑)、『SHM-CD』の解説をユニバーサルさんのHPにて確認。

 『SHM-CD(Super High Material CD)』は、日本ビクターの新素材による音質向上技術を採用したものだそうです。
 CD発売元のユニバーサルミュージックさんと、ビクターさんの共同開発によるCDが、『SHM-CD』。

 このCD、通常のCD素材とは別種の、『ポリカーボネート樹脂系』を使用しており、音の透明性を向上させているとのこと。


●第1弾 1/23発売 10タイトル

UCCO-9161 サキソフォン・コロッサス / ソニー・ロリンズ

サキソフォン・コロッサスサキソフォン・コロッサス
ソニー・ロリンズ トミー・フラナガン ダグ・ワトキンス

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UCCO-9162 クッキン / マイルス・デイヴィス

クッキンクッキン
マイルス・デイヴィス ジョン・コルトレーン レッド・ガーランド

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UCCO-9163 ソウルトレーン / ジョン・コルトレーン

ソウルトレーンソウルトレーン
ジョン・コルトレーン レッド・ガーランド ポール・チェンバース

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UCCO-9164 静かなるケニー / ケニー・ドーハム 

静かなるケニー静かなるケニー
ケニー・ドーハム トミー・フラナガン ポール・チェンバース

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UCCO-9165 ウォーキン / マイルス・デイヴィス

ウォーキンウォーキン
マイルス・デイヴィス J.J.ジョンソン デイヴ・シルドクラウト

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UCCO-9166 ウィ・スリー / ロイ・へインズ

ウィ・スリーウィ・スリー
ロイ・ヘインズ フィニアス・ニューボーンJr. ポール・チェンバース

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UCCO-9167 セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ

セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズセロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
ソニー・ロリンズ セロニアス・モンク セロニアス・モンク ソニー・ロリンズ

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UCCO-9168 レッド・ガーランズ・ピアノ / レッド・ガーランド

レッド・ガーランズ・ピアノレッド・ガーランズ・ピアノ
レッド・ガーランド ポール・チェンバース アート・テイラー

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UCCO-9169 メイティング・コール / タッド・ダメロン・ウィズ・ジョン・コルトレーン

メイティング・コールメイティング・コール
タッド・ダメロン・ウィズ・ジョン・コルトレーン ジョン・シモンズ フィリー・ジョー・ジョーンズ

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UCCO-9170 ボス・テナー / ジーン・アモンズ

ボス・テナーボス・テナー
ジーン・アモンズ トミー・フラナガン ダグ・ワトキンス

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 ピック・アップした個々のアルバム紹介は次回から。

「マイルスを聴こう」-UCCO-5094 マイルス・デイヴィス アンド・ミルト・ジャクソン2007/12/04 22:38

Miles Davis And Milt Jackson Quintet-Sextet  Prestige PRLP 7034

 9月と10月に『ユニバーサル JAZZ THE BEST Legendary 150』として、リバーサイド、プレステッジなどの名門レーベルの名盤150枚が一挙に発売されました。
 今日はその中からマイルスの隠れた名演奏を。実は本アルバム、真実の「喧嘩セッション(笑)」でもあります。


 中山康樹さんが翻訳された「マイルス・デイビス自叙伝(1)」を読むと、1955年はマイルスにとって激動の年であったことが分かります。

 まず3月に、マイルスは前妻の扶養義務不履行の為ぶち込まれた刑務所で、師匠であるバードことチャーリー・パーカー(Charlie Parker)の死亡を知らされます。
 麻薬中毒だったバードの死は、ジャズ界に衝撃を与えたようです。おかげで、麻薬をやめようとするジャズ・ミュージシャンが増えたとか。

 そして7月には、第2回のニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演し、作曲者のセロニアス・モンクを含むオールスター・バンドで「ラウンド・ミッドナイト」を演奏。
 その演奏を聴いたプロデューサーのジョージ・アバキャンにより、コロンビア・レコードと契約することとなります。

 また同じく7月に、有名なライブスポットのカフェ・ボヘミアでキャノンボール・アダレイの演奏をいたく気に入り、いろいろとアドバスを与えていたようです。



 ・・・・そんなこんなで8月、プレステッジお得意のジャム・セッション風な本アルバムの録音となる訳です。


 「ビバップ的なサウンドにしたい」という事から、アルトのジャッキー・マクリーンを含むバンドで臨むマイルスですが、そのマクリーンが、スタジオで問題を起こします。
 録音当日麻薬でハイになっていたマクリーン、自作2曲の録音を終えたまでは良かったが、続く「Bitty Ditty」の録音中に突然癇癪を起こして帰ってしまいます。

 前述の「自叙伝(1)」によると、何度も間違えるアート・テイラーに対し、マイルスが親切に教えてやった事に嫉妬したのが原因だとか。

 つまり、「俺(ジャッキー)にはいつも強く当たるのに、なんでアートにはそんなに優しいんだ!」という事。
 マイルスが「繊細ですぐ気に病んでしまうタイプ」であるアートに合わせて指導してしたのに、ジャッキーは気に入らなかったらしい(笑)。
 まあ、麻薬中毒の人の行動は予測がつかない事が多く、特にハイになっている時は、感情の抑制が効かないらしいです。

 録音当日までの背景は、この位にしましょう。それでは、演奏内容を簡単に。


 1曲目、ゆったりしたテンポで演奏されるマクリーン作曲のブルース「Dr. Jackle」で、軽くウォーミング・アップ。
 ミルトのソロに続くマイルスは他のミュージシャンが使うようなお手本みたいなブルース・ソロから、だんだん熱気をはらんだマイルスらしいソロを展開していきます。
 次のマクリーンの短いながらも熱いソロを経てレイ・ブライアント、ミルトとソロ・リレーは進行していきます。


 飛んで3曲目、ハードなアップテンポ・ナンバー「Minor March」では、ソロ一番手のマクリーンが大熱演。彼の辛口のソロを堪能出来ます。
 ミルト、そして畳み掛けるようにハードなフレーズを次々と繰り出すマイルスのソロはお見事!の一言。
 最後に登場するレイ・ブライアントのピアノもかなりハード。ホレス・シルバーみたいに、低音キーをガンガン叩いて演奏を盛り上げます。


 2曲目、サド・ジョーンズ作曲の「Bitty Ditty」では、途中でマクリーンが抜けたせいかマイルスの演奏には覇気がありません。
 何でドラムのアート・テイラーが何度も躓いたのかと思いながら演奏を聴くと、テーマ部のドラム・パターンはちょっと面倒みたいですね。
 このテーマと連動したドラム・パターン、アート・ブレイキーお得意の叩き方なんですが、A・テイラーにはまだちと難しかったか。

 全員の演奏は文句ないのですが、やはりジャッキー・マクリーンが途中で抜けたのが痛い。マクリーンのざらっとした音色のアルトが抜けたせいで、演奏の輪郭がボヤケていますね。


 4曲目、レイ・ブライアントの優雅なオリジナル「Changes」は、今までの曲とは雰囲気が異なり、レイ・ブライアント・トリオにマイルスとミルト・ジャクソンがソロで参加しているみたいです。
 レイ・ブライアントの作り出す優雅な雰囲気に乗って、マイルスもミルトも気持ちよさそうにソロを演奏しております。

 ぼーっと聴いていると、レイのソロ部分なんか完全に、彼のトリオで録音した某有名アルバムそのまんま(笑)。つい、次の曲は「ゴールデン・イヤリング」か?と、勘違いしそう。
 地味なんだけど昔から「アク」の強い人なんですね、レイ・ブライアント。


 マイルスがヤンキー座りをしてる最悪なジャケットのせいか、話題になったと聞いた事がありません。
 ホントこのアルバム、マイルス・デイヴィスの作品だ!とか思いながら聴いてはいけません(笑)。ジャッキーの行動のおかげで、しょんぼりしているマイルスに、過剰な期待は禁物です。

 「マイルス、大丈夫だよ。お前の行動は間違ってないから」と、(心の中で)声を掛けてあげながら(笑)聴く、優しさがある人だけ、こっそりと聴いてみて下さい。案外良いですよ。


●Miles Davis And Milt Jackson Quintet/Sextet Prestige PRLP 7034

01. Dr. Jackle (Jackie McLean) * 8:54
02. Bitty Ditty (Thad Jones) 6:35

03. Minor March (Jackie McLean) * 8:16
04. Changes (Ray Bryant) 7:11

Miles Davis (tp) Jackie McLean (as -*) Milt Jackson (vib) Ray Bryant (p) Percy Heath (b) Art Taylor (ds)
Recorded on August 5, 1955 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.


朝日のように・・・ - Live! At Cafe Bohemia / The George Wallington Quintet [prestige 7820]2007/03/20 08:11

George Wallington - At The Bohemia

 加持です。今日の新潟は冬に逆戻りしています、積雪も少々。ただ今、窓から差し込む朝日が綺麗ですね。

 東京は、今日の午後に桜の開花宣言が出されるそうですが、新潟の「桜の蕾」はこの寒波でダメージ受けないでしょうか?心配です。


 こんな朝は洒落て、「朝日のようにさわやかに(Softly As In A Morning Sunrise)」が入っているCDでも聴くか・・・ということで今回は、寝技で攻めてみます。


 今回は、バップ・ピアニストのジョージ・ウォーリントン(p)が、ドナルド・バード(tp)ジャッキー・マクリーン(as)の2管フロントを率いてた頃のライブ録音です。
 後に「名コンビ」と言われるフロント2人も、溌剌とした演奏を聴かせてくれます。

 ・・・しかし、青緑一色で印刷されたアルバムジャケットが醸し出す雰囲気!加持はジャケットを観ただけで、もう満足です。



 1曲目のアップテンポナンバー、「Johnny One Note」では、初々しいフロント2人が、小鳥がさえずりのように可憐な演奏を繰り広げてくれます。

 ミディアムテンポで爽やかな5曲目 「Jay Mac's Grib」 は、ドナルド・バード(tp)の作曲です。ここでは、ポール・チェンバース(b)のロング・ソロも聴けます。

 テーマの途中で、「朝日のようにさわやかに」のフレーズがちょこっと出てくるのはご愛嬌ですね・・・多分バードは、「朝日・・・」を下敷きにしてこの曲作ったんでしょうね(笑)。

 まあ・・・ジャケットと演奏が良ければいいんです。


 有名曲のコード進行「拝借」は、曲使用料を「合法的」に払わない為の、チャーリー・パーカー(as)の時代からの「知恵」ですからね。

 そのまんま使ったりするとよくある、「盗作」「パクリ」騒動になるんです・・・・。



 ・・余計な事を書きすぎましたが、アルバムの詳細は次の通りです。

●Live! At Cafe Bohemia / The George Wallington Quintet prestige 7820

01. Johnny One Note (Rodgers-Hart)
02. Sweet Blanche (George Wallington)
03. Minor March (Jackie McLean)
04. Snakes (Jackie McLean)
05. Jay Mac's Grib (Donald Byrd)
06. Bohemia After Dark (Oscar Pettiford) ~ The Peak (Jackie McLean)

Donald Byrd(tp) Jackie McLean(as) George Wallington(p) Paul Chambers(b) Art Taylor(ds)
Recorded live at the Cafe Bohemia,NYC on September 9,1955




●おまけ●
 蛇足ですが、アルバムの中で聴かれる、短いセンテンスでお互いの演奏を刺激し合う、1音づつのソロ交換らしきものを、「ペック(奏法)」と呼んでいるみたいです。
 ただしその後、この奏法がジャズ界に広がった気配はありません(笑)。

 ついでに話題に上った、バードことチャーリー・パーカー(as)の話をすこし。
 加持の好きなバード作曲「Bird of Paradise」のコード進行は、「All The Things You Are」のものを拝借したものです。

 バードがこの曲を録音時、相棒のマイルス・デイビス(tp)が思わず「All The・・」のテーマを吹きかけたのを制止(笑)した、なんて話も聞きます。
 案外パーカーのことだから、録音の後でマイルスに、「お前、俺の替わりに、曲の使用料を払うか?」なんて言ってたりして・・・単なる加持の想像ですが。

 あと録音に参加したデューク・ジョーダン(p)も、自身のリーダー・アルバムで何度か「All The・・・」を演奏して、イントロ部分に 「Bird of Paradise」 で使ったイントロを、そのまま演奏していますね。

 あの印象的なイントロは、名作曲家でもあるジョーダンのアイデアなのでしょうね。


☆3/29追加☆
詳細はまだ不明ですが、4/10に「Lonehill Jazz Spain」から、未発表曲も含めた完全版が発売されるみたいですね。楽しみです。