新・ブルーノートRVGコレクション第10回より-スピーク・ライク・ア・チャイルド+3 - ハービー・ハンコック2008/04/13 02:31

SPEAK LIKE A CHILD - HERBIE HANCOCK  Blue Note BST-4279

 『SPEAK LIKE A CHILD』は、普通とはちょっと違った構成のアルバム。
 ・・・・つまり、ピアノトリオが主でホーン奏者がバックに廻るという主従逆転的な構成なんです。

 参加するホーン奏者がバックに徹することにより、ピアノソロやアンサンブル(曲自体も!)の美しさが引き立つ効果をもたらしてます。

 また収録曲の内2曲はマイルス・デヴィス(Miles Davis)のアルバムにも収録。一度、聴き比べるのも面白いと思われます。


 「RIOT」は、マイルス・デイヴィスのアルバム『Nefertiti(*1)』でも演奏された曲。
 小気味良いテンポにのって疾走するハービーのソロがとても美しく思えるトラックです。

 2曲目はアルト・フルートの音色が特に心地よいボサ・ノヴァ調の「SPEAK LIKE A CHILD」、 3曲目はトリオで演奏されるロン・カーター作曲のちょっとファンキーな「FIRST TRIP」


 「TOYS」は、ハービーがギル・エヴァンス(Gil Evans)の『Blues For Pablo(*2)』をイメージして作曲したものだそうです。
 こちらはテーマ部でベース・トロンボーンの重低音が効いてます。

 ちょっとセンチメンタルな気分になる「GOODBYE TO CHILDHOOD」、 ラストの「THE SORCERER」は、マイルスのアルバム『Sorcerer(*3)』のタイトルトラックとしても演奏された曲。
 ややアップテンポ気味、トリオだけによる演奏です。

 なお今回は追加曲として「RIOT」の2テイク、「GOODBYE TO CHILDHOOD」の別テイクも収録されております。


 ・・・・ひたすら美しいメロディとアンサンブルを堪能出来る一枚です。


●Speak Like A Child memo

*1 Riot - Recorded on July 19, 1967 [Nefertiti / Miles Davis Columbia CS-9594]
*2 Blues For Pablo - Recorded on May 23, 1957 [Miles Ahead / Miles Davis Columbia CL-1041]
*3 The Sorcerer - Recorded on May 17, 1967 [Sorcerer / Miles Davis Columbia CL-2732]


SPEAK LIKE A CHILD / HERBIE HANCOCK Blue Note BST-4279

01. RIOT (Herbie Hancock) *1 4:36
02. SPEAK LIKE A CHILD (Herbie Hancock) *1 7:46
03. FIRST TRIP (Herbie Hancock) *2 5:57

04. TOYS (Herbie Hancock) *3 5:49
05. GOODBYE TO CHILDHOOD (Herbie Hancock) *3 7:03
06. THE SORCERER (Herbie Hancock) *4 7:03

07. RIOT (Herbie Hancock) -alternate take- 4:53
08. RIOT (Herbie Hancock) -2nd alternate take- 4:38
09. GOODBYE TO CHILDHOOD (Herbie Hancock) -alternate take- 5:49


*1 & *2
Thad Jones (flh -*1) Peter Phillips (btb -*1) Jerry Dodgion (afl -*1)
Herbie Hancock (p) Ron Carter (b) Mickey Roker (ds)
Recored on March 6, 1968 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

*3 & *4
Thad Jones (flh -*3) Peter Phillips (btb -*3) Jerry Dodgion (afl -*3)
Herbie Hancock (p) Ron Carter (b) Mickey Roker (ds)
Recored on March 9, 1968 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

Cover Photo by David Bythewood
Producer Duke Pearson


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コメント

_ garjyu ― 2008/04/13 13:43

こんにちは。
これも、ジャズ聴き始めのころからはまりまして・・。
TBお許しください。

_ 加持顕 ― 2008/04/14 06:14

garjyu さん、こんにちわ。TBはいつでもどうぞ(笑)。

最近何故か、海外からのスパムTBが多くなりましたので一時的に承認後公開の措置を取っております。

私の場合、詳細ディスコを英語のまま記載しているのが原因だと思われますが、面倒です。

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_ 一年365枚 ver.3.0 - 2008/04/13 13:39



現代建築的なおしゃれな空間に合いそうな音楽といいましょうか? 以前に紹介した《処女航海》の方が有名かもしれませんが、ジャケットのデザインといい、私は、先にこちらの方を気に入りました。今は同じくらい好きかな?