ベニー&ソニー!-Bennie Green [Time S/2021]2007/03/18 04:30

Benne Green - Time S/2021

 ・・・・実は、木曜日から新潟市にある秘密の仕事場に泊り込んで、お仕事していまーす(泣)。

 なので昨日のお昼は、気分転換に新潟市の古町界隈を散策と洒落込みました。


 そこで偶然見つけた梅(まさか桜?)の、ほんのりとしたピンク色にしばし癒されましたー。


 あと、ふらっと立ち寄った中古CD屋さんで、「Introducing The Three sounds +6 (CP32-5206) [Blue Note 1600]」を700円で買えたり・・・。

 あ、中のライナーノート翻訳、昨日コメントいただいた小川隆夫さんだ!!!まあ偶然なんて、こんなものですよね。


 ・・・で、今日は私がリラックスしたい時に聴くアルバムを取り上げることにします。


 今回は魅惑の低音楽器!トロンボーンのベニー・グリーン(Bnny Green)です。

 ピアニストの方じゃーありません(笑)。


 お勧めの1曲は、のほほんとした雰囲気がたまらない「時には楽しく( Sometimes I'm Happy)」です。

 もう、2管で演奏されるテーマ部から、リラックス出来ますよー。


 蛇足ですがこのアルバム「Bennie Green」、ピアノのソニー・クラーク(Sonny Clark)を主役として聴いてはいけません(笑)。

 録音データを確認して、ああ・・・ピアノはソニーなんだ・・・位が丁度いい按配です。


 最後にアルバムの録音データをどうぞ。

●Bennie Green Time S/2021

01. Sometimes I'm Happy (V.Youmans)
02. Cool Struttin' (Sonny Clark)
03. Solitude (D.Ellington)
04. Sonny's Crib (Sonny Clark)
05. Blue Minor (Sonny Clark)
06. And That I Am So In Love (H.Ousley)

Jimmy Forrest(ts) Bennie Green(tb) Sonny Clark(p)
Paul Chambers(b) Alfred Dreares(ds) Joseph Gorgas(conga,bongo)
Recorded on September 27,1960 in NYC




●おまけ●
 白状しておきますが、このアルバム買った動機は、自作曲を3曲携えて参加しているソニー・クラーク(Sonny Clark)の参加です。


 特に、ミディアムテンポのブルース「Cool Struttin'」と、マイナー・ハードバップ・チューン「Blue Minor」は、私が学生時代に参加していたバンドで演奏した曲なので、 思い入れがあるんですよ。



 ついでにこのアルバムでベニーのトロンボーンが好きになったので、勢いでブルーノートに残された3枚のリーダー・アルバムまで購入してしまいました・・・。

 あの3枚も、リラックス出来る結構いいアルバムですよ。


 あと、「時には楽しく(Sometimes I'm Happy)」の名演と言えば、ウォルター・ビショップJr(Walter Bishop Jr,)の「スピーク・ロウ[Jazztime]」ですよね。

 かつて「幻の名盤」といわれたあのアルバムも、リラックス出来ますよー。





妙なるトランペットの響き - Booker Little [Time S/2011]2006/11/09 18:27

加持の好きなアルバムの最初は、タイム盤の「ブッカー・リトル」、末永く付き合える愛聴盤なんです。
昔ジャズ喫茶では、ベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)目当てでリクエストが来たみたいです。
全曲通して聴き終えた後は、スポーツの後のような、至福感、爽快感に包まれる一枚!



(60年代)ジャズ・シーンで、ここまで力強く澄んだ音を出す「らっぱ吹き」はいなかったのではないでしょうか?
フレディ(Freddie Hubbard)はヴァーっといった感じでタンギングがもっと強烈だし、ウディ(Woody Shaw)もヴァアヴァーというようにもっとダークな音・・・。

●His Tone is clear, strong, and warm. - Nat Hentoff [from Album Linor Notes]

ジャズ評論家のナット・ヘントフがライナー・ノーツに書いたように、ブッカー・リトル(Booker Little)のらっぱは、天上の天使の奏でる音か(おおげさ?)、と錯覚しそうになるほど、とても澄み渡っています。

特に2曲目(Minor Sweet)の頭(1分4秒間くらい)、ロイ・ヘインズ(ds)だけをバックに綴られるフリーテンポでのフレーズ、高音のロングトーン(プゥワアアーーー♪)、何度聴いてもぞくぞくしてしまいます。この機会に、懐かしの「ジャズ喫茶」に行き、勇気を出してリクエストするのもお勧め♪




● Booker Little [Time S/2011]

01. Opening Statement (B.Little)
02. Minor Sweet (B.Little)
03. Bee Tee's Minor Plea (B.Little)

04. Life's A Little Blue (B.Little)
05. The Grand Valse (B.Little)
06. Who Can I Turn To (A.Wilder/B.Engvick)

Booker Little (tp) Wynton Kelly (p-3,4) Tommy Flanagan (p-1,2,5,6) Scot LaFaro (b) Roy Haynes (ds)
Recorded on April 13, 15, 1960


<おまけコメント>
今回、久しぶりに3日間に5回ほど繰り返し聴いている時、不意に何故かベストセラーアルバム
● Kind of Blue / Miles Davis [Columbia CL 1355]

と同質の静寂感を、このアルバムから感じてしまった。それが収穫・・・・。
おわり。