暑い時にはクールなサウンドを-Lou Mecca Quartet BN50672007/05/29 20:00

BN5067 - Lou Mecca Quartet

 加持です。新潟は今日も蒸し暑い一日でしたー。

 巷は某国会議員と、某有名ミュージシャンの死亡記事ばかり目に付きますが・・そんな世の中とは関係ない記事で。


 私・・・こんな暑い日には、クールなビブラフォン入りのアルバムを聴きたくなります。

 ビブラフォン、日本語で表現すると「鉄琴」ですかね。えー実は私、小学校の頃に「ビブラフォン(鉄琴)」を演奏していたので、なんとなく親近感があるんです。

 よくフット・ペダルを踏んで、意味も無く音を伸ばして遊んだ記憶があります。演奏も楽しかったですし。
 まあ中学校には「鉄琴」が無かったので、トランペットに転向しましたが。



 ・・・話を元に戻してっと(笑)。

 このアルバム、リーダー本人があまり有名でなく、さらに「10インチ盤」のみで発売されたので、「知る人ぞ知る」といった存在のようです。

 内容は、ややウエストコースト風味、スタンダードナンバー中心で、結構聴きやすいアルバムです。

 このCDを棚から取り出す理由は、ずばり、ビブラフォンを聴くためで、リーダーのギターの音はあんまり耳に入りません(スイマセン)。


 特に私の手持ちのRVGリマスタリングCD(TOCJ-9228)は、ジャック・ヒッチコック(Jack Hitchcock)のビブラフォンが結構前に出て、クールな感じが強調されていますね。


 いきなりアップテンポでインタープレイに突入する「All The Things You Are」、渋いバラット風の「You Go To My Head」もいいですが、3曲目のジェリー・マリガンやチェット・ベイカーの演奏で有名な「Bernie's Tune」が、一番演奏のテンションが高いのでよろしいかと・・・。
 ルー・メッカのソロのバックで聴けるジャック・ヒッチコック(Jack Hitchcock)のバッキング、そしてソロの最初に聴ける不協和音のロングトーンもたまらないですねー。

 5曲目の「The Song Is You」、テーマ部分でジミー・キャンベル(Jimmy Campbell)のブラシによるさりげなく入るドラム・ソロがクール!です。


 ・・・ホーンライクなソロを弾きまくる、ルー・メッカ(Lou Mecca)についてはコメント出来ませんでしたね。ギターはコメントしづらい(~~)。

 リーダーの演奏についてはCD(TOCJ-9228)のライナーで、”ギターも弾けるお医者さん”小川隆夫さんが解説しておりますので、そちらを参考にして下さい。


●Lou Mecca Quartet Blue Note BLP 5067

01. All The Things You Are (Kern/Hammerstein)
02. You Go To My Head (Coots/Gillespie)
03. Bernie's Tune (Bernie Miller)
04. Stan's Invention (Stan Purdy)
05. The Song Is You (Kern/Hammerstein)
06. Just One Of Those Things (Cole Porter)

Jack Hitchcock (vib) Lou Mecca (g) Vinnie Burke (b) Jimmy Campbell (ds)
Recorded on March 25, 1955 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ