春の如く・・・It Might as Well Be Spring / Ike Quebec [Blue Note BST-84105]2007/04/06 06:06

春の如く-アイク・ケベック(ts)

 加持です。桜の蕾もほころび始め・・・と思ったら、低温、降雪。日本の気候はどうなってたのでしょうか?新潟市内では中国からの黄砂が飛散し、家に帰ると車はまっ黄色!。
 そんな中、小中学校は今日入学式の所が多いようです・・・桜はまだですが「春がいっぱい」です。


 ・・・で、今回はI.ケベック(ts)「春の如く(It Might as Well Be Spring)」です。

 1曲目「春の如く」は、朝霞が漂ような雰囲気の中、オルガンに導かれるように始まるテーマ部の何と気持ちのいいことか!そんな中、程好いソウル&ブルース・フィーリングを醸し出すテナーの音が流れるという、リラックス度満点のトラックです。

 他、バラッドの「Lover Man」でしみじみとし、アップテンポの「Ol' Man River」でケベックの軽快なブローが楽しめます。
 ただ「Ol' Man River」は、あまりのコテコテのホンカー!風ブロー&大熱演でアルバム内でが浮いて聴こえるのが難点・・・(~~)。


 ソフィスティケイトされた「ソウル」や「ブルース」好みの方は、せめて1曲目だけでも一度お聴きください。
 あと、ゴリゴリの「ハード・バップ」や「コテコテ・サウンド」が好みの方は、箸休めの1枚としてどうぞ!控えめなR.ローチのオルガンもまた良し!


 最後にこのアルバム、渋い大人(と大人に憧れる)の方は、彼女との一緒の時間を演出するBGMに最適な1枚ですよ。


●It Might as Well Be Spring / Ike Quebec Blue Note BST-84105

01. It Might as Well Be Spring (R.Rodgers/O.Hammerstein)
02. A Light Reprieve (Ike Quebec)
03. Easy - Don't Hurt (Ike Quebec)

04. Lover Man (Ramirez/Davis/Sherman)
05. Ol' Man River (J.Kern/O.Hammerstein)
06. Willow Weep for Me (Ann Ronnell)

Ike Quebec (ts) Freddie Roach (org) Milt Hinton (b) Al Herewood (ds)
Recorded on December 9, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ


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