天才ベーシストの隠れ名盤-Paul Chambers Quintet [Blue Note BLP 1564]2007/04/04 05:30

BN1564 Paul Chembers Quintet

 加持です。新潟でもいくつかの桜の木で、可憐なピンク色の花がちらほら姿を見せ始めましたね。新学期にむけて子供達の動きも活発になって来たようです。


 今日の「Paul Chambers Quintet(BLP1564)」は天才ベーシスト、ポール・チェンバースがブルーノートに残した3枚アルバム中、2枚目にあたります。
 1957年7月録音の「Bass On Top(BN1569)」と、1956年9月録音の「Whims Of Chembers(BN1534)」に挟まれて印象が薄いのですが、想像以上(失礼!)に良好のハード・バップアルバムです。

 特に、最後に録音された「朝日のようにさわやかに(Softly As ~)」、ピアノ・トリオで演奏されるこの短いトラックではチェンバースのベースがテーマを演奏、そのままリラックス気味のソロに突入します。
 受け継ぐT.フラナガンがチャーミングな短いソロを演奏し、再びチェンバースがソロを取っていきます。しかしこの時代にここまでテーマ、バッキングと自由自在に演奏出来るベーシストも少ないでしょう。  ポールの演奏が優れていたかは、演奏を聴いたマイルス・デイビス(tp)が自身の「クインテット」にすぐ加えたことでも明らかですね。

 「What's New」ドナルド・バード(tp)のフューチャー・トラックです。ここでバードのはちきれんばかりのトランペット・ソロに、うっとりしますね。ちなみに彼は、G.ウォーリントン(p)クインテット時代の同僚でもあります。

 最後の「Beauteous」は、J.R.モンテローズ(ts)の「J.R.Monterose(BN1536)」の収録バージョンよりの遅めのテンポですが、それがより寛いだ雰囲気を醸し出していきます。
 なおこの曲、CS放送「Sky PerfecTV !」の開始当初、「Music Air Network」のタイトルバックに使用されたバージョンなので、知らず知らずのうちに耳にしている方も多いかもしれません。


 このCD(LP)は一度、低音の良く出る「スピーカ」か、「ヘッドフォン」で聴くことをお勧めします。いいですよー。それでぇあ(舌がもつれた・・・)。


●Paul Chambers Quintet Blue Note BLP 1564

01. Minor Run-Down (Benny Golson)
02. The Hand Of Love (Paul Chembers)
03. Softly As In A Morning Sunrise (Ronberg/Hammerstein)

04. Four Strings (Benny Golson)
05. What's New (Haggart/Burke)
06. Beauteous (Paul Chembers)

Donald Byrd (tp) Clifford Jordan (ts) Tommy Flanagan (p) Paul Chambers (b) Elvin Jones (ds)
Recorded on May 19, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ



P.Chambes Quintet Whims Of Chambers Bass On Top


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiakira.asablo.jp/blog/2007/04/04/1371219/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。