フランスの個性派ピアニスト!-Lover Man / The Jacky Terrasson Jazz Trio [Venus]2007/03/17 04:43

Lover Man - The Jacky Terrasson Jazz Trio

 加持です。

 実は昨日(3/16)、初めてジャズジャーナリスト・小川隆夫さんのブログ記事にコメントしたんです。
 今何とかしたいなー、と考えている「紙ジャケットCD用の収納棚」についての内容だったので、つい・・・・。

 そのやりとりの中で、小川さんからこのブログを見た感想メッセージを戴きました。小川さん、本当にありがとうございます。

 小川さんから「アルバムのセレクション、いいですね。」なんて書いていただけると、ブログ更新に意欲が湧いてきます。

 で追加コメントにも書いたんですが、「アルバム・セレクションの傾向が小川さん好み」な理由・・・学生の頃から、小川さんの記事やライナーノートを参考に、ジャズのアルバムを購入していた為(笑)です。
 変なアルバムで散財しないよう、何十年にも渡り必死で読みつづけてますからね・・・。

●小川隆夫さんのブログです。
下の記事の「comments」に加持とのやり取りが載っています。
●2007-03-16 焼け石に水

●小川隆夫のJAZZ blog 『 Keep Swingin' 』




 ・・・さて今回セレクトしたアルバムは、どうでしょうか?


 前回のバルネ・ウィラン(ts)に関連した、フランスのピアニストをご紹介します。

 ジャッキー・テラソン(p)は、1993年の「セロニアス・モンク・コンペティション」で優勝した程の逸材で、現在はフランス在住、レーベル所属は「(仏)ブルーノート・レコード」のようです。

 今回は日本制作(Venus)のトリオ・アルバム「Lover Man」です。

 なお最初に発売したものと最新版では、ジャケットが異なりますが、ここには最新版ジャケットを掲載します。



 初っ端、リズミックにアレンジし直されたドナ・リーの勢いは本当に凄いです。特に、レオン・パーカー(ds)のドラム最高!
 そんなアレンジされたリズミックな曲と、「In Your Own Sweet Way」などのバラッド演奏とが程好い感じで並んだ・・・本当に聴き易いアルバムです。

 これは、プロデューサー・原哲夫さんの才能に拠る所が大きいかもしれませんね。ブルー・ノートと契約した後のアルバム群なんかは・・・・(以下、省略)。


 ・・・ちなみに、ジャッキーの才能の一つは、「過去の名曲」をリズミックにアレンジし直して彼独特の演奏にしてしまえる事、だと加持は思います。


 ついでに「ドナ・リー」ついてですが、チャーリー・パーカー(as)作曲と記載されていますが、実はこの曲、マイルス・デイビス(tp)作!のようです(記憶違いだったら失礼!)
●追加コメント(3/17)
 先程(3/17)、ジャズ・ジャーナリストの小川隆夫さんからこの件について、コメントをいただきました。やはり、マイルス・デイビス(tp)作曲で正しいそうです。
 また小川さんのコメントには、興味深いお話が付記されていました。

 「タイトルはベーシストのカーリー・ラッセルの娘に因んだ名前だそうです。」

 カーリー・ラッセル(Curly Russell)は、「バードランドの夜(A Night At Birdland with Art Blakey Quintet [Blue Note 1521/1522]に参加していたベーシストでしょう。
 この追記を書き終えたら、久々にPee Wee の甲高い声を聴くことにします。小川さん、感謝します。ありがとうございます。


 最後に、アルバムのデータです。

●Lover Man / The Jacky Terrasson Jazz Trio [Venus]

01. Donna Lee (C.Parker *→ Miles Davis)
02. Nardis (M.Davis)
03. First Child (J.Terrasson)
04. In Your Own Sweet Way (D.Brubeck)
05. Wail (B.Powell)
06. Lost (J.Terrasson)
07. Broadway (H.Woode-T.McRae-B.Bird)
08. Lover Man (R.Ramirez-J.Sherman)
09. Close Enough For Love (J.Mandel)
10. Love For Sale (C.Porter)

Jacky Terrasson(p) Ugonna Okegwo(b) Leon Parker(ds)
Recorded on November 18 & 19, 1993 at Clinton Studio "A", NYC.


 ・・・ずーっとジャッキーのアルバムを聴き続けた感想を。
 このアルバムが、彼の最高傑作でしょう。



●おまけコメント●
 加持の大好きなミッシェル・ペトルチアーニ(p)亡き今、ジャッキーにはもっと頑張ってもらいたいところです。
 なおバルネ・ウィラン(ts,ss)との競演は、1990年録音の「Paris Moods / Barney Wilen [Alfa Jazz ALCB 9515」 で聴くことができます。
 リズミックな8曲目、「Mon Blouson (C’est Ma Maison)」で、ジャッキーが大暴れ(笑)します。

 あと、2002年の「Smile [Blue Note]」などは、S.ワンダーの「イズント・シー・ラヴリー?」とか、個々の曲の演奏は素晴らしいのです。
 ただしアルバム全体を聴き通すとなると・・・やはり、このアルバムには敵いません。


 ジャッキーは公式サイトも開設していますので、お時間のある方はどうぞ。

-Jacky Terrasson Official Website-
http://www.terrasson.com/


コメント

_ 小川 ― 2007/03/17 09:42

加持さん、コメントとTBありがとうございます。
「ドナ・リー」ですが、パーカーの作曲としているアルバムもありますが、加持さんの書かれた通りマイルスの作曲です。タイトルはベーシストのカーリー・ラッセルの娘に因んだ名前だそうです。

_ 加持顕 ― 2007/03/17 14:11

小川隆夫さん、早々にフォローコメントありがとうございます。

そういえばギル・エバンス(p, arr)が、「Donna Lee」の譜面をチャーリー・パーカー(as)にもらいにいった(?)のが縁で、長年に渡る、マイルス・デイビス(tp)との競演(コラボレート?)がはじまったんですよね。

みんな受け売りな情報ですいませんが・・・・こういうお話は大好きなので、つい、話が長くなってしますのでこれくらいにしときます。

それではまた、お邪魔させていただきます。

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