マイケル・カスクーナへの遠い道?2007/03/26 21:32

自宅の紙ジャケ達

 前回の記事が濃すぎたので、今日は休憩。


 まあ、エルビンの大興奮のライブからもう15年。

 つまり当日の演奏曲目が判るまで15年もかかった事になります。

 書いた記事を読み返すと、情熱が先走って文章体は変わるわ、余計な事は書いてあるわ・・・うーーん、恥ずかしい。

 ただこれで、15年頭の片隅に引っかかっていた案件にケリがついた!うれしい事です。


 で、こんないまいち不明なジャズの録音データを日々解明し、CDとして発売しているのが、タイトルに拝借した「マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)」さんです。つまりカスクーナさんは、「究極のジャズ・マニア」なんですね。


 ・・・あと、長くなりますが補足します。

 1986年頃から「ブルー・ノート・レコード」の再発CDには、、「○○+2」とか記載されてた「未発表音源」が追加されることがありますね。

 この「未発表音源」を発掘したのが、マイケル・カスクーナさんです。

 つまり彼の長年の努力の成果により、我々は倉庫に眠っていた貴重な音源を耳にする事が出来る訳です。


 ただ1986年から発売されたCD群は、カスクーナさんの監修により、「オリジナル・アルバムと異なる曲順」で発売され・・・。


 「Sonny Clark Trio +3 (オリジナルは、Blue Note 1579)」などは、ラズウェル細木さんのジャズ・マンガのネタになるくらい、曲順が変えられていました(~~)。


 まあ確かにあれは、アルバム全体の印象が代わる程の変更でした。
 私も追加曲入りCDを先に聴いて、あとでレコードで聴いたので、とっても驚きましたもの。


 そんな事もあり、1998年頃に東芝EMIさんが、ルディ・バン・ゲルターの手による24bitリ・マスタリングCDシリーズを発売するあたりから、米国盤は「オリジナル・アルバムの曲順+未発表音源」という形で発売されるようになったようです。

 あと、米国盤の「Connoisseur cd series」もそうでしたね。




 ・・・この辺りのCD化時の曲順(と追加曲の)変遷は、非常におもしろいネタ(ブルー・ノート・ブックにも詳細は掲載されてない)なので、加持自身も微力ながら整理していきたいと考えていますが、いつになることやら。


 ・・・あ!またどうでもいい事を書いてしまった。ではまた(~~)。