ドゥーイン・ザ・シング+2/ホレス・シルヴァー-新・ブルーノートRVGコレクション第2期第3回発売2008/09/22 22:40

BN4076 - Doin The Thing - Horace Silver

 ブルー・ミッチェル(tp)、ジュニア・クック(ts)の鉄壁コンビを擁するホレス・シルヴァー・クインテット絶頂期のライブを濃縮した1枚。
 通常、ブルーノートのライブ盤は2枚組なのですが、あえて1枚になったのはホレス本人の意向によるものでしょうか?

 まずは観客の熱狂が凄い!どの程度かは「Filthy McNasty」終了後、鳴り止まない拍手を聴いてご判断下さいませ。


 「Filthy McNasty」は、シャッフル・ビート気味のファンキー・ナンバー。
 いきなりホレスの『ガボッ』という合いの手、全開(笑)。フロントの2人も軽快に飛ばしてます。

 アップテンポで迫力満点の「Doin' The Thing」は、かなり複雑なラインの曲です。
 この曲を暗譜して演奏するのは、かなり難儀だと思われまーす。しかもホレス、ソロのバックで煽りまくるし・・・(笑)。
 でブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)、ソロの途中で『スイングしなけりゃ意味ないね』の一部を引用したりします。


 ミディアム・テンポの「Kiss Me Right」は、「Nica's Dream」に通じる刹那系ナンバーです。
 このタイプの曲だと、ジュニア・クック(Junior Cook)が活き活きしますねえ。

 オリジナル・アルバムだとラストの「The Gringo」も、「Nica's Dream」系の曲かな。
 演奏終了直後に「The Theme: Cool Eyes」が続くところは、ライブならではの構成。


 なお今回はボーナス・トラックとして「It Ain't S'Posed To Be Like That」と、「Cool Eyes -Full Version-」が追加されております。



Doin' the Thing / Horace Silver Blue Note BN4076

01. Filthy McNasty (Horace Silver) *1 09:09
02. Doin' The Thing (Horace Silver) *1 10:33

03. Kiss Me Right (Horace Silver) *2 8:56
04. The Gringo (Horace Silver) *2 
  ~ The Theme: Cool Eyes *1 12:28

-bonus tracks-
05. It Ain't S'Posed To Be Like That (Horace Silver) *1 06:23
06. Cool Eyes (Horace Silver) -Full Version- *2 03:50

Blue Mitchell (tp) Junior Cook (ts) Horace Silver (p) Gene Taylor (b) Roy Brooks (ds)
Recorded on May 19(*1) & 20(*2), 1961 at "Village Gate", NYC.


TOCJ-7134 ドゥーイン・ザ・シング+2 / ホレス・シルヴァー
TOCJ-7134 Doin' The Thing / Horace Silver (RVG) [BN4076 +2]