もうJ.マクリーンの1周忌なんですね-Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean [Blue Note BST-84024]2007/04/01 15:00

Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean  Blue Note BST-84024

 ジャッキー・マクリーン(as)の死去(2006/03/31)からもう1周忌です。月日の流れは速いものですね。
 以前に63年の録音、「One Step Beyond(BST-84137)」を取り上げたのですが、今回は感傷的な気分に浸りたいのでこのアルバムを。


 この「Swing, Swang, Swingin' 」、スタンダード・ナンバーをワンホーンで演奏していることから、「懐かしのジャズ喫茶」では頻繁にリクエストされる1枚であったようです。
 マクリーンのオリジナル曲は、最後のブルース「116th and Lenoux」のみ。彼のブルーノート録音中、異色の曲構成です。
 あと、スタンダードでワンホーン!と言えば、小粋なL.モーガン(tp)の「Candy(BLP-1590)」がありますね・・・。


 ・・・・内容ですが、軽快に疾走するアップ・テンポの「Let's Face the Music and Dance」が好きですね。濁ったトーンで徹底的に吹き倒すマクリーンは、ス・テ・キ(~~)。
 次点はミディアム・テンポの、C.ポーターの名曲「I Love You」かな?

 ソロの途中ではマクリーン自身の唸り声も混じりますが、これはデビュー時期に可愛がってもらっていたB.パウエル譲り(?)なんですかねー(~~)。ではまた。


●Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean Blue Note BST-84024

01. What's New (Haggar/Burke)
02. Let's Face the Music and Dance (Berlin)
03. Stablemates (Benny Golson)
04. I Remember You (Mercer/Schertzinger)

05. I Love You (Cole Porter)
06. I'll Take Romance (Oakland/Hammerstein)
07. 116th and Lenoux (J.McLean)

Jackie McLean (as) Walter Bishop Jr. (p) Jimmy Garrison (b) Art Taylor (ds)
Recoeded on October 20, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ



●おまけ●
 加持がマクリーンの生演奏を体験したのは、たった1回だけです。
 1988年の夏、第3回マウント・フジ・ジャズフェスティバルの初日第2ステージでした。
 最初はドナルド・バード(tp)と「Jackie's Bag(BN4051)」の再演予定が、バードが病欠(残念!)。急遽代役のウォレス・ルーニー(tp)とともに5曲を演奏しています。
 テーマ部のキメが多い「Quardrangle」で、ウォレスが結構てこずっていた(笑)のが凄く印象に残っています。



Swing・・・ Jackie's Bag Candy