バック・オン・ザ・シーン/ ベニー・グリーン-新・ブルーノートRVGコレクション第2期第5回発売 ― 2008/11/10 22:20
![BN1587 - Back On The Scene - Benny Green BN1587 - Back On The Scene - Benny Green](http://kajiakira.asablo.jp/blog/img/2008/11/10/85f00.jpg)
カーティス・フラーと入れ替わりに登場したトロンボーンのベニー・グリーン。
セロニアス・モンクの盟友チャーリー・ラウズを相方に、『I Love You』などの名曲をほのぼのと演奏しております。
ほんわかムード漂う中、当初の予想に反して愛聴している(笑)一枚。
ブルーノート側は予定調和気味(笑)な展開を見越してか、ヴァラエティに富んだ曲調を用意。
しっかりしたアレンジにのり、ベニー・グリーンののほほんとしたソロが繰り広げられて行きます。
相方を務めるチャーリー・ラウズも、お得意のフレーズ(ワン・パターンともいう)を随所に披露。演奏を盛り上げます。
『I Love You』は、ラテン風味でほんわかムード満点な1曲。
こういう雰囲気の『I Love You』もなかなかオツなものだなあ。
『Melba's Mood』は、やや中近東風味の一曲。
闇夜のホールに響き渡るかのような茫漠としたトロンボーンが心に染みてきます。
作曲を担当したメルバ・リストン(Melba Liston)は、B・グリーンと同じくトロンボーンを演奏する女性作編曲者です。
D・ガレスピー楽団、そしてクインシー・ジョーンズ楽団にも在籍していた模様。
『Just Friends』は、チャーリー・パーカーらの演奏で御馴染みの1曲。
・・・・ほのぼの(笑)演奏しております。
『You're Mine You』は、ミディアム・テンポの沁みるバラッド。
オリジナル・ライナーを読むと、『The Eminent Jay Jay Johnson Vol.2 [BN1506]』でも演奏してるよ!との記述が・・・(笑)。
『Bennie Plays The Blues』はアップテンポのブルース。 ジャム・セッションにぴったりな曲調にのり、それぞれが快適にブローしていきます。
『Green Street』はラストに相応しく、やや哀愁帯びた1曲。
作曲は『Melba's Mood』と同じく、メルバ・リストン(Melba Liston)が担当しております。
Back On The Scene / Bennie Green Blue Note BN1587
01. I Love You (Cole Porter) 6:02
02. Melba's Mood (Melba Liston) 5:31
03. Just Friends (Lewis-Klenner) 6:58
04. You're Mine You (Heyman-Green) 5:14
05. Bennie Plays The Blues (Bennie Green) 8:23
06. Green Street (Melba Liston) 5:09
Bennie Green (tb) Charlie Rouse (ts) Joe Knight (p) George Tucker (b) Louis Hayes (ds)
Recorded on March 23, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
TOCJ-7154 バック・オン・ザ・シーン/ ベニー・グリーン
TOCJ-7154 Back On The Scene / Bennie Green [BN1587]
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