新・ブルーノートRVGコレクション第2回より-バック・トゥ・ザ・トラックス&ディッピン2007/07/31 00:00




 加持です。新RVGシリーズの2回発売分、(確か)以前ご紹介したもの2枚をまとめて。


★まずはLP時代のお蔵入りから一転、定番売れ筋CDとなった「Back To The Tracks」です。


 先日何気に自宅を確認したら、LP1枚(東芝の特典)、CD2枚(米盤コニサーと東芝RVG紙ジャケ)ありました・・・この所有枚数で、どんだけ私がこのアルバムを好きか、お察し下さい。

 ブルージーな演奏を得意とするメンバーに囲まれ、ティナのエキゾチックなテナーが一層引き立っております。

 マクリーン&ティナのソウルフル・コンビ(2曲目のみ)、ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)&ティナのブルージー・コンビのいずれも印象的ですね。


 しかし、アルフレッドがこのブルーノートらしいソウルフルなアルバムを、お蔵入りにした理由は何だったのでしょう?

 彼が麻薬で体を壊してしまい、ニューヨークで活動出来なくなってしまった為でしょうか(私の推測です)。


●TOCJ-7018 バック・トゥ・ザ・トラックス/ティナ・ブルックス


●Back To The Tracks / Tina Brooks TOCJ-7018

01. Back To The Tracks (Tina Brooks)
02. Street Singer (Tina Brooks)

03. The Blues And I (Tina Brooks)
04. For Heavens Sake (Meyer-Bretton-Edwards)
05. The Ruby And The Pearl (J.Livingston-R.Evans)

Blue Mitchell (tp) Jackie McLean (as - 2 only) Tina Brooks (ts)
Kenny Drew (p) Paul chembers (b) Art Taylor (ds)
Recorded on September 1(2) & October 20, 1960





★お次は、ジャズ喫茶の大人気盤「ディッピン(Dippin')」です。


 何といっても日本での大人気盤「リカード・ボサ・ノヴァ(Recard Bossa Nova)」ですね。この曲は別タイトル「The Gift」としても知られています。

 しかし、フロントの”M&M(Morgan & Mobley)”コンビ、絶好調ですね。

 あとリー・モーガンの他のアルバムでお馴染みのメンバー、マッコイ・タイナー系のピアニスト、ハロルド・メイバーン(Harld Mabern)と、ビリー・ヒギンズ(Billy Higgins)も、ツボを抑えたバッキング、素敵です。


●ディッピン/ハンク・モブレー


●Dippin' / Hank mobley

01. The Dip (Hank Mobley)
02. Recard Bossa Nova (Djalma Ferreiro)
03. The Break Through (Hank Mobley)

04. The Vamp (Hank Mobley)
05. I See Your Face Before Me (A.Schwartz-H.Deitz)
06. Ballin' (Hank Mobley)

Lee Morgan (tp) Hank Mobley (ts)
Harld Mabern (p) Lary Lidley (b) Billy Higgins (ds)
Recorded on June 18, 1965


★知られざるエピソード満載の小川隆夫著『ブルーノートの真実』、発売中です。この機会にどうぞ!!



コメント

_ garjyu ― 2007/07/31 11:01

こんにちは。ティナ・ブルックスはごく最近《True Blue》を聴きました。とても素敵でした。あまり、リーダーアルバムはないのですね。これチェックしておきます。
一方《Dippin'》は、私も大好きです。僭越ですが、昔書いた記事はTBさせていただきます。

_ 加持顕 ― 2007/08/01 18:54

garjyu さん、こんばんわ。

急な用事で東京出張中です。今小伝馬町かな?
週末まで仕事で都内うろうろしております。

ティナの生前に発売された「True Blue」、私ももちろん好きです。
「Duke Jordan」と「Freddie Hubbard」の参加であちらは、ハードバップの名盤と呼ばれていますね。

あとリード・マイルスによるジャケットの「遊び心」も見逃せないです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiakira.asablo.jp/blog/2007/07/31/1690123/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ 一年365枚 ver.2.0 - 2007/07/31 11:01


なんといっても、2曲目の《リカード・ボサ・ノヴァ》最高っす!