「雨月物語」を題材にしたジャズ-Ugetsu + 4 - Art Blakey & The Jazz Messengers Riverside RLP 464 ― 2007/09/17 14:50
今日は、LP時代に良く聴いたアート・ブレイキーのバードランドでのライブ盤を。
と言っても、W.ショーターが音楽監督とつとめていた頃の3管メッセンジャーズです。
実は学生時代、ブルーノートのライブ盤の前に、このアルバムを脳に刷り込んでしまったので、「ブレイキーのライブ」と聴いて最初に脳内再生されるのはこのアルバムだったりする(笑)。
特に某曲のリズム・パターンは、頭にこびり付いて離れないほどに聴き込みました・・・・。
・・・なお今、手元にはLPを録音したカセットしかないので、追加曲の詳細は不明です。
ほぼ全曲覚える程聴いた後、OJC盤のCDを音悪くて放出して以来、購入し忘れてました(笑)。
やっぱり4曲目の「ピン・ポン(Ping Pong)」、ブレイキーの叩きだす特異なリズム・パターンは好きだなー。
学生の頃から良く真似して叩いていたので、今でも思い出すとついつい手でパターンを刻んでしまいます。
8小節で簡潔するパターンですが、テキトーに譜面にするとこんな感じ(コレジャ、ワカランヨネ)。
|タン、タン|タン、タン|タン、タン|タン、タン|
|タン、タン|タン、タン|タンタンタタッ|タン、タン|
また初来日公演の熱烈歓迎にあってから大の日本贔屓になったブレイキーですが、ここでは日本を題材にした2曲「ウゲツ(雨月物語)」と「オン・ザ・ギンザ(銀座)」を演奏しています。
ブレイキーが、MCで「ジャパニーズ・ファンタジー」と言ってますからね。
「One By One」は、80年代にウイントンの参加で息を吹き返した後、良く演奏されていましたねー。この曲も大好き。
芸達者な面々に囲まれて最高の演奏を聴かせてくれるこのアルバム、ホント買って損はないです。
●Ugetsu + 4 / Art Blakey & The Jazz Messengers Riverside RLP 464
01. One By One (Wayne Shorter) 06:19
02. Ugetsu (Cedar Walton) 11:05
03. Time Off (Curtis Fuller) 04:58
04. Ping Pong (Wayne Shorter) 08:07
05. I Didn't Know What Time It Was (Rodgers-Hart) 06:30
06. On The Ginza (Wayne Shorter) 07:07
●bonus tracks
07. Eva
08. The High Priest
09. The Theme
Freddie Hubbard (tp) Curtis Fuller (tb) Wayne Shorter (ts)
Cedar Walton (p) Reggie Workman (b) Art Blakey (ds)
Recorded Live At "Birdland", NYC, on June 16, 1963
●『雨月物語』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
『雨月物語』(うげつものがたり)は、江戸時代の代表的な読本(よみほん)。
上田秋成作。五巻五冊。1768年(明和5年)成稿、1776年(安永5年)刊。
日本・中国の古典から脱化した怪異小説九篇から成る。
近代日本文学の代表例で、現代でも引用されることが多い。
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