ホレスのライブ映像が「YouTube」に-6 Pieces Of Silver - Horace Silver [Blue Note BLP 1539]2007/06/24 18:15

6 Pieces Of Silver - Horace Silver  Blue Note BLP 1539

 加持です。あっちぇー(暑い)日が続きますね、梅雨なのに・・・。


 今日は、「新・ブルーノート RVG コレクション」で再発された「6・ピーシズ・オブ・シルバー+3/ホレス・シルバー(TOCJ-7005)」についてちょっと触れましょうか。

 このアルバムの目玉は何と言っても、「セニョール・ブルース(Senor Blues)」です。

 今回の再発バージョンには同日録音の「シングル・バージョン(alternate 45 take)」と、約2年後に録音されたビル・ヘンダーソン(vo)入りの「ヴォーカル・バージョン」も追加されていますね。

 まあ3つのバージョンそれぞれ魅力的なので、どのバージョンが良いかは、各人の好みの問題ですね。


 ・・・で皆さん、ご存知かもしれませんが「YouTube」に、「セニョール・ブルース」を演奏するホレスのライブ映像があるんですよ。
 フロントは鉄壁コンビ、ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)とジュニア・クック(Junior Cook)です。

 いやー、ほっぺた膨らましてトランペットを吹くB.ミッチェルには、感動しましたねー。気が付くと何回も再生続けてましたよ。


 ・・・気になる方は「YouTube」で、キーワード「Horace Silver」か「Blue Mitchell」を入力して検索して見て下さい。


●6 Pieces Of Silver / Horace Silver Blue Note BLP 1539

01. Cool Eyes (Horace Silver) *1 5:53
02. Shirl (Horace Silver) *1 4:14
03. Camouflage (Horace Silver) *1 4:23
04. Enchantment (Horace Silver) *1 6:18
05. Senor Blues (Horace Silver) *1 6:59
06. Vergo (Horace Silver) *1 5:45
07. For Heaven's Sake (Meyer/Bretton/Edwards) *1 5:05

●bonus tracks from Sterling Silver / Horace Silver Blue Note BN-LA 945-H

08. Senor Blues (Horace Silver) -alternate 45 take- *1
09. Tippin' (Horace Silver) *2 6:09
10. Senor Blues (Horace Silver) -vocal version- *2 6:14


*1 Donald Byrd (tp) Hank Mobley (ts) Horace Silver (p) Doug Watkins (b) Louis Hayes (ds)
Recorded on November 10, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, NJ.

*2 Donald Byrd (tp) Junior Cook (ts) Horace Silver (p) Gene Taylor (b) Roy Haynes (ds)
Bill Henderson (vo-10)
Recorded on June 15, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, NJ.


●おまけ

 追加曲の「Tippin'」、手持ちの1958年の「Newport Jazz Festival」でのホレス・シルバー・クインテットのライブ音源を聴いて好きになりました。

 この時のトランペットは、幻のトランペッターとも言われるあの「ルイ・スミス(Louis Smith)」なので、なおさら愛着があります。






コメント

_ garjyu ― 2007/06/25 10:38

こんにちは。
ホレス・シルバーは購入して聴くと、ほとんどの曲を気に入ってしまうので、6,7枚は現時点でもっていると思います。まだまだ買い足したい、聴き倒したいです。
ホレス・シルバーというかブルーノート自体もライブが少ないので、この映像は貴重ですね。
アルバムではドナルド・バードが吹いているところをブルー・ミッチェルなのですね。いや、何回も再生してしまうお気持ちが分かります。

_ えりっく$Φ ― 2007/06/25 16:16

加持さんこんにちわ。
いつも私のブログへコメントありがとうございます。
中々レス出来ずに、申し訳有りません。(反省)
私はこのアルバム、「セニョール・ブルース」よりも1つ前の曲「エンチャントメント」が好きですね。
まぁ、私は良くラテン系のアルバムや曲を推薦しているので、全くの個人的趣味ですけどね。(笑)
しかしながら、garjyuさん同様、ホレスのハード・バップ&ファンキーなピアノ、本当に良いですね。
2管、ピアノ・トリオのどちらでも、血が騒ぎ、踊りだしたくなる演奏が多いですね。
それでは…。

_ 加持顕 ― 2007/06/26 02:00

garjyuさん、コメントありがとうございます。
しかしホレスの創る曲は、時代やメンバーが変わっても魅力的に聴こえますねー。

しかし「Blue Note時代」の作品は、70年代後半の「Silver'N'」シリーズを残して、ほとんどCD化されましたね。
あ、ホレスのブルーノート時代の作品をざっと聴いてみたい時は、1999年に発売された4枚組BOX 「Retrospective(米輸入盤)」がお勧めです。付属ブックレットもしっかりしていますし。

_ 加持顕 ― 2007/06/26 02:16

えりっく$Φさん、こんばんわ。
「エンチャントメント」ですか・・・演奏中、「セカンド・リフ」が挿入されるあたりは、何度聴いてもぞくぞくして来ますねー(思い出して書いてます、間違ったらゴメンナサイ)。

LPの時は「エンチャントメント」がB面の終わりで、「セニュール・ブルース」がA面1曲目だったはず・・・。
そうだと、今のTV風に例えれば「エンチャントメント」が引き(プロローグ?)に相当しますね。「この続きはB面で(CMのあと)!」で引っ張って、B面を聴かせるといった趣向になります。

そう考えると時代を先取りしてますね、ホレス。いや公私共に仲の良かった、オーナーのA.ライオンがや考えたのでしょうか?いずれにせよ見事なアルバム構成です。

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