新・ブルーノートRVGコレクション第3回より-ソニー・ロリンズ Vol.12007/08/31 22:35


●TOCJ-7023 ソニー・ロリンズ Vol.1



 ソニー・ロリンズの1枚目は、『ブラウン-ローチ・クインテット』のリユニオン・バンドといった感じの仕上がりになっています。
 交通事故で亡くなったクリフォード・ブラウン(Clifford Borwn)の代わりにはドナルド・バードを、リッチー・パウエル(Richie Powell)の代わりにウイントン・ケリーが参加してロリンズを盛り立てます。

 まあしかしここでのドナルド・バード、いつも以上にC・ブラウンに似せた演奏を展開していますね。真面目に聴いていると、それっぽいフレーズが目白押し(笑)。

 一番の聴き所は最後の「Sonnysphere」、これぞロリンズと言っても良いほど豪快かつ素晴らしい演奏です。ここまで大人しかったマックス・ローチも大爆発!奔放なロリンズをさらに煽ります。


●Sonny Rollins Blue Note 1542

01. Decision (Sonny Rollins)
02. Bluesnote (Sonny Rollins)
03. How Are Things In Glocca Morra ? (Lane-Harburg)
04. Plain Jane (Sonny Rollins)
05. Sonnysphere (Sonny Rollins)

Donald Byrd (tp) Sonny Rollins (ts) Wynton Kelly (p) Gene Ramey (b) Max Roach (ds)

Recorded on December 16, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.


 3曲目の「グロカ・モラを思う(How Are Things In Glocca Morra ?)」を除いて、ロリンズの自作曲です。この最後の曲の勢いは、次作「Vol.2(1558)」に続きます。