加持です。今日の1枚は、小川隆夫さんのブログにコメントしていて聴きたくなったアルバムを。
昔、ミッシェル・ルグラン作曲のバラッド「これからの人生(What Are You Doing The Rest Of Your Life)」という曲に嵌まり、収録されたアルバムを買いまくった時期がありまして・・・例に挙げるとビル・エバンス(p)を数枚、その他には五十嵐一生(tp)、原朋直(tp)・・・・・そのきっかけを作ったのがこのアルバムです。
大好きなバルネ・ウィラン(Barney Wilen)のIDA3部作で2枚目になるこの作品、私はまだLPしか持っておらず、今記事を書きながら聴いているのは板(LP)おこしのCD-Rです。
学生時代、ディスク・ユニオンのバーゲンコーナーで購入した手持ちの輸入LPですが、音抜けが良く低音もしっかり入っているので、音の補正なしでCD-Rに焼いても十分聴けるのでありがたいです・・・まあ、本題とは関係ないですが。
「詩人の魂(L'Ame Des Poetes)」から始まるこのアルバム、最初にお話したバラッドの「これからの人生」に続き、3曲目の「パリの空の下(Sous Le Ciel De Paris)」でクライマックスを迎えます。
まずラテン風ドラムスとウォーキング・ベースに導かれてテーマに突入するバルネの味わいのあるテナーがいいですね。
バルネのソロに続くピアノ・ソロも申し分なし・・・しかしこのドラム、所々でロイ・へインズ(Roy Haynes)みたいな叩き方してますよ。
・・・・3曲目は、現在のデジタル録音機材とバルネ達のカルテットによる演奏が見事に噛み合った、名演です。特にデジタル録音と相性の良い?、シンバルとパーカッションの音の抜けが気持ちいいですよ。
その他の超有名曲「My Way」と「枯葉(Les Feuilles Mortes)」は、無難な演奏なので・・・・コメントなし。
●French Ballads / Barney Wilen IDA Records IDA-014
side one
01. L'Ame Des Poetes (Ch.Trenet) 4:37
02. What Are You Doing The Rest Of Your Life (M.Legrand) 3:02
03. Sous Le Ciel De Paris (H.Giraud-J.Drejac) 4:24
04. Syracuse (H.Salvador-B.Dimey) 3:44
05. Un Ete 42 (M.Legrand) 4:07
side two
06. My Way (J.Revaux) 4:06
07. Les Feuilles Mortes (J.Prevert-V.Kosma) 7:10
08. Once Upon A Time (M.Legrand) 4:09
09. Seule Ce Soir (P.Durand-R.Noel-J.Casanova) 4:38
Barney Wilen (ts, ss) Michel Graillier (p) Ricardo Del Fra (b) Sangoma Everett (ds)
Recoded on June 24, 25 and 26, 1987 at Gimmick Studio (Yerres-France)
先日はアート・ブレイキーの時、コメントありがとうございます。
いやー、この頃(成熟した)バルネは良いですよね。
私もこのアルバム愛聴盤の一つです。
ちなみに我がブログでも、バルネのヴィーナス録音から、既に2枚も紹介しておりまして。。。(恥)
私の様なトーシロには、レベルが合ってるのかもしれませんね。
えりっく$Φさん、いつもコメントありがとうございます。
私も音の良い「ヴィーナス録音」は、3枚組の追悼盤「トリオロジー」を持っています。あのCDは、特にいい音してますね。
バルネのCDを聴いていて思うのは、レーベル毎のサウンドの違いですか・・・・特に日本企画盤(アルファとヴィーナス)は、プロデューサの好みがモロに反映されている様ですね。
「ヴィーナス録音」では、他の2枚は「聴きすぎた」のであえて選ぶと1枚目です。
オルガン・コンボをバックに、ロリンズ張りの歌心に溢れた演奏をしているバルネ・・・大好きです。
最後に晩年のバルネは、彼の好きなように録音しているようですね。
好みの問題ですが、私は一番肩に力が入っていない「IDA」レコード盤をよく聴いています。
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いやー、この頃(成熟した)バルネは良いですよね。
私もこのアルバム愛聴盤の一つです。
ちなみに我がブログでも、バルネのヴィーナス録音から、既に2枚も紹介しておりまして。。。(恥)
私の様なトーシロには、レベルが合ってるのかもしれませんね。