Quasimode - Mode Of Blue (Blue Note/EMI Music Japan TOCT-26657) ― 2012/03/24 16:44
名門ジャズレーベル「BLUE NOTE」創立70周年(2009年当時)を記念した特別企画盤。
ブルーノートに残された名曲を、独自の解釈でカヴァーしたアルバム(1曲目だけオリジナル)です。
クオシモード(Quasimode)は、日本のクラブ・ジャズ・シーンを代表するバンドだそうで・・・。
クラブ・ジャズ方面にはまったく疎い私なんですが(汗)、今更ながらこのアルバム聴きました。
Quasimode - Mode Of Blue (Blue Note/EMI Music Japan TOCT-26657)
01. Mode of Blue (Quasimode) 6:38
02. On Children (Jack Wilson) 5:36
03. Afrodisia (Kenny Dorham) 6:06
04. Little B's Poem Feat. Valerie Etienne (Bobby Hutcherson) 5:42
05. The Loner (Donald Byrd) 5:14
06. No Room for Squares (Hank Mobley) 4:38
07. Congalegre (Horace Parlan) 5:27
08. Ghana (Donald Byrd) 6:13
09. Sayonara Blues (Horace Silver) 6:10
10. African Village (Mccoy Tyner) 7:17
11. Night Dreamer (Wayne Shorter) 6:11
Quasimode
平戸祐介(pf,key) 須長和広(b) 奥津岳(ds) 松岡”matzz”高廣(per)
1曲目「Mode of Blue (Quasimode)」は、唯一のオリジナル。
ピアノによるイントロから、疾走感溢れるリズムパターンが飛び出し、最後まで一気に聴き通せる1曲。
2曲目「On Children (Jack Wilson)」は、『Jack Wilson - Easterly Winds (BN4270)』より。
パーカッションとピアノのバッキングパターンが印象的な、アップテンポ・ナンバー。
3曲目「Afrodisia (Kenny Dorham)」は、『Kenny Dorham - Afro-Cuban (BN1535)』より。
オリジナルより、現代クラブ向けなのか、乾いた感じのする演奏。
4曲目「Little B's Poem Feat. Valerie Etienne (Bobby Hutcherson)」は、 『Bobby Hutcherson - Components (BN4213)』より。
「Valerie Etienne」の、ハスキー気味なヴォーカルが入ります。
5曲目「The Loner (Donald Byrd)」は、『Donald Byrd - Slow Drag (BN4292)』より。
パーカッション入りなファンキーナンバーに仕上がってます。
6曲目「No Room for Squares (Hank Mobley)」は、『Hank Mobley - No Room for Squares (BN4149)』より。
オリジナル準拠の編曲ですが、乾いたパーカッションの音がサウンドをよりタイトにしております。
7曲目「Congalegre (Horace Parlan)」は、『Horace Parlan - Headin' South (BN4062)』より。
オリジナルと比較して、やや早めのテンポ設定かな?
ピアノとフロントのコール&レスポンスが面白いですね。
8曲目「Ghana (Donald Byrd)」は、『Donald Byrd - Byrd In Flight (BN4048)』より。
かなりひねった編曲。個人的には、やり過ぎに感じますけど・・・。
疾走感と勢いに溢れるオリジナルに比べ、ちょっと斜に構えた風の演奏です。
9曲目「Sayonara Blues (Horace Silver)」は、『Horace Silver - The Tokyo Blues (BN4110)』より。
何故か(笑)、サンバ仕立ての編曲。
これも、オリジナルのインパクトに勝てなかったに編曲(演奏)に思えます・・・。
10曲目「African Village (Mccoy Tyner)」は、『Mccoy Tyner - Time For Tyner (BN4307)』より。
パーカッションが華やかな演奏に、仕上がってます。
11曲目「Night Dreamer (Wayne Shorter)」は、『Wayne Shorter - Night Dreamer (BN4173)』より。
今回のアルバム収録曲の中で、唯一、気に入った編曲がこれ。
日本的とも形容出来る、穏やかで幻想的な演奏は、オリジナルに匹敵するナイスな編曲だと思います。
「Night Dreamer」は楽譜入手済みなので、今度、こんな感じで演奏してみたいなーとか、思ってます。
オリジナルのアルバム列挙してたら、長くなりましね。
また、次回に。
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