クリフ・ジョーダン/クリフ・ジョーダン-新・ブルーノートRVGコレクション第2期第7回発売2009/01/03 10:00

BN1565-CliffJordan

 このブログもようやく、2009年最初の記事をアップ出来ます。
 日付が遅れてますが、こんな感じでのんびりとやっていきますので、よろしくです。

 ちなみに、ただいま5月(苦笑)。
 月を飛ばそうかとも思いましたが、いろいろと面倒なので、以前からの予定通り、古い日付けを埋める形で記事追加していきます。



 シカゴ出身のテナーマン、クリフ・ジョーダン(ts)をリーダーに据えた、最大4管となるブローイング・セッション。
 人気者のリー・モーガン(tp)、カーティス・フラー(tb)は、それぞれ自作曲を携えて参加。

 あと録音の少ない、アルフレッド・ライオンお気に入りのジョン・ジェンキンス(as)も自作曲を1曲提供してますね。

 ピアノは、ブルーノートではあまり見かけないレイ・ブライアント(p)であります。
 その他のリズム隊は、ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー(ds)と安定感あるメンバー。



 オープニングを飾る「Not Guilty (Cliff Jordan)」は、L・モーガンを除く3管編成。
 ソロの順番は、ジョーダン(ts)、フラー(tb)、ジェンキンス(as)、ブライアント(p)、チェンバース(b)。

 ほのぼのとした展開はプレスティッジのお気楽ジャム、特にジーン・アモンズ(ts)をリーダーとしたセッションを思い出します。


 「St. John (John Jenkins)」は、全員参加の軽快なアップテンポ・ナンバー。
 ソロの順番はジェンキンス(as)、フラー(tb)、モーガン(tp)、ジョーダン(ts)、ブライアント(p)。

 ラスト、テーマ代わりに登場するセカンド・リフが、いかにもハード・バップ!してます(笑)。


 「Blue Shoes (Curtis Fuller)」はL・モーガンを除く3管編成での、哀愁漂うファンキー・チューン。
 ソロの順番はフラー(tb)、ジョーダン(ts)、ジェンキンス(as)、チェンバース(b)、ブライアント(p)。
 各人とも、甲乙付け難い心にグッ!とくるソロを展開します。しっかしほんと日本人好みだなー、この曲調。


 「Beyond The Blue Horizon (Robin - Harling - Whiting)」は再び全員参加の、疾走感溢れる曲。
 この曲だけ何故かモノ録音であります。リマスター時に、ステレオ・マスターが見つからなかったのかな?

 ソロの順番はジョーダン(ts)、モーガン(tp)、フラー(tb)、ジェンキンス(as)、ブライアント(p)。
 アート・テイラー(ds)との掛け合いを経て、ラストに再度ジョーダン(ts)が登場。
 リー・モーガン(tp)の破天荒なソロ・フレーズが気持ち良いですな。


 「Ju-Ba (Lee Morgan)」は、オリジナル・ライナーに「”way down” blues」と記載されている曲であります。
 ソロは、フラー(tb)を除く3管で演奏。

 テーマ部は、ミュートを付けたリー・モーガン(tp)のみで演奏、そのままキュート!なソロに突入致します。
 続いて、渋めのソロを展開するジョーダン(ts)、ファンタステックなジェンキンス(as)とソロ・リレー。
 最後は、モーガン(tp)が最初同様にしっかりきめてくれます。

 一見、お気楽なジャム・セッションのようで、各所に仕掛けを施すあたりが、ブルーノートらしいですなあ。
 ブルーノート側もここで、各メンバーの持ち味を試している感じもしますが、いかがなものでしょう・・・。


Cliff Jordan / Cliff Jordan Blue Note BLP 1565

01. Not Guilty (Cliff Jordan) * 11:41
02. St. John (John Jenkins) 08:13

03. Blue Shoes (Curtis Fuller) * 09:35
04. Beyond The Blue Horizon (Robin - Harling - Whiting) 06:55
05. Ju-Ba (Lee Morgan) ** 03:55

Lee Morgan (tp -omit *) Curtis Fuller (tb -omit **)
John Jenkins (as) Cliff Jordan (ts)
Ray Bryant (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds)
Recorded on June 2, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.


TOCJ-7182 クリフ・ジョーダン/クリフ・ジョーダン
TOCJ-7182 Cliff Jordan / Cliff Jordan [BN1565]



新・ブルーノートRVGコレクション第2期第8回発売(1/2)2009/01/21 21:01


 うーん、更新の時間が取れないうちにドカドカと新譜が・・・。
 で(笑)、更新が完全に滞るまま放置するのもなんなので、作品一覧だけでも更新してみます。


 新・ブルーノートRVGコレクション第2期の第8回発売日です。
 今回は10枚に発売発売延期分2枚を加え、計12枚となっております。


●ブルーノートRVGコレクション第2期第8回発売(1/2) 2009/01/21 1,700 [税込]


TOCJ-7191 J.R.モンテローズ+1 / J.R.モンテローズ
TOCJ-7191 J.R.Monterose / J.R.Monterose (RVG) [BN1536 + 1]




 のほほん(笑)としたテナーと、アイラ・サリヴァン(tp)の好演も聴き逃せない1枚。密かに愛聴される方が多いと思われる。


TOCJ-7192 ペッキン・タイム+3 / ハンク・モブレー
TOCJ-7192 Peckin' Time / Hank Mobley (RVG) [BN1574 + 3]




 モーガン&モブレーの名コンビによる1枚。ピアノにウィントン・ケリーが参加。


TOCJ-7193 ファーザー・エクスプロレイションズ / ホレス・シルヴァー
TOCJ-7193 Further Explorations / The Horace Silver Quintet (RVG) [BN1589]




 フロントにアート・ファーマー(tp)、クリフ・ジョーダン(ts)を擁した時代の作品。前作(BN1562)同様、マイルドなサウンド。


TOCJ-7194 ウォーキン&トーキン / ベニー・グリーン
TOCJ-7194 Walkin' And Talkin' / Bennie Green (RVG) [BN4010]




 ほのぼのトロンボーン、ベニー・グリーンの楽しい1枚。ギルド・マホネス(p)参加。


TOCJ-7195 ジャズ・コーナーで会いましょう Vol.1 / アート・ブレイキー
TOCJ-7195 Meet You At The Jazz Corner of The World Vol.1 / Art Blakey & The Jazz Messengers (RVG) [BN4054]




 リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)がフロントのライブアルバム。『そよ風と私』など珍しいレパートーリー目白押し。


TOCJ-7196 ジャズ・コーナーで会いましょう Vol.2 / アート・ブレイキー
TOCJ-7196 Meet You At The Jazz Corner of The World Vol.2 / Art Blakey & The Jazz Messengers (RVG) [BN4055]




 バードランドにおける熱いライブアルバムの後半戦。スタジオ録音と、まったく違うレパートリーが楽しめます。


新・ブルーノートRVGコレクション第2期第8回発売(2/2)2009/01/22 21:03


 はい更新出来ない日々が続いたので開き直りました、ええ(笑)。
 もうちょい気楽に更新する方法考えましょうかねえ・・・。


 新・ブルーノートRVGコレクション第2期の第8回、最終回ですね。
 前回につづいて、ラインナップのご紹介を・・・・。


●ブルーノートRVGコレクション第2期第8回発売(2/2) 2009/01/21 1,700 [税込]


TOCJ-7197 アップ・アンド・ダウン+1 / ホレス・パーラン
TOCJ-7197 Up And Down / Horace Parlan (RVG) [BN4082 + 1]




 個人的に、ホレス・パーランのブルーノート作品で一番好きなアルバム。ブッカー・アーヴィンの塩辛いテナー・サウンドを聴け!(笑)


TOCJ-7198 ア・スインギン・アフェア / デクスター・ゴードン
TOCJ-7198 A Swingin' Affair / Dexter Gordon (RVG) [BN4133]




 ソニー・クラーク(p)トリオをバックに従えた、デックスの好ワンホーン・アルバム。『Soy Califa』がいいなあ。


TOCJ-7199 ブルー・スピリッツ+2 / フレディ・ハバード
TOCJ-7199 Blue Spirits / Freddie Hubbard (RVG) [BN4196 + 2]




 新主流派トランペッター、フレディのブルーノート7枚目、ピュア・ランドの意味だという『Jodo(浄土?)』収録。


TOCJ-7200 スーパー・ノヴァ / ウェイン・ショーター
TOCJ-7200 Super Nova / Wayne Shorter (RVG) [BN4332]




 ウェイン・ショーターがソプラノ1本で攻める作品。マイルス・デイヴィス・クインテットのために用意したボツ作品(苦笑)のリメイク、多数収録。


☆発売延期分(2枚)
TOCJ-7152 ポール・チェンバース・クインテット+1
TOCJ-7152 Paul Chambers Quintet (RVG) [BN1564 + 1]




 「J.R.Monterose(BN1536)」でも演奏された隠れ名曲『Beauteous』を収録した好盤。D・バード(tp)、T・フラナガン(p)ら名脇役達の演奏もなかなか。


TOCJ-7168 フューシャ・スイング・ソング+4 / サム・リヴァース
TOCJ-7168 Fuchsia Swing Song / Sam Rivers (RVG) [BN4184 + 4]




 ジャキー・バイアード(p)、トニー・ウィリアムス(ds)参加の1枚。『Beatrice』収録。