新・ブルーノートRVGコレクション第9回より-フェイス・トゥ・フェイス+2 - ベイビー・フェイス・ウィレット2008/03/10 23:06

FACE TO FACE - BABY FACE WILLETTE  Blue Note BST-84068

 『FACE TO FACE / BABY FACE WILLETTE』は、乗りの良いオルガンにソウフルフルなギター、そこにR&Bテイストのドラムとサックスが絡みあう聴きやすい一枚。
 再発LPから始まり、CDは何種類買ったことか・・・・1997年発売の「connoisseur cd series」では、録音当時のサングラスをかけたリーダーの写真なんかが掲載されております。


 つい最近まで、J-Wave などのFM曲で「Whatever Lola Wants (Sarah Vaughan) / Gotan Project Remix」が、パワー・プレイされておりました。
 この曲、1955年のミュージカル(数年後に映画化)「くたばれヤンキース」の中の1曲だったそうですね。知らなかったー。

 でも私が「Whatever Lola Wants」を聴いて思い出すのは、このアルバムです。

 ちなみにRVG紙ジャケ版のライナーには、シカゴジャズ資料館のテリー・マーティン氏が『オルガン=サックス・ジャンルにおける究極の古典ではないだろうか』と賞賛しています。
 私もこのR&Bテイスト満載、ソウルフルなアルバムがなければ、オルガン・ジャズにのめり込むことが無かったような気がします。


 オープニングのチャッチーな「SWINGIN' AT SUGAR RAY'S」、ダウン・トゥ・アースな「GOIN' DOWN」、そして日本人が好みそうなメロディーの「WHATEVER LOLA WANTS」

 後半(LP時代はB面)は、縦乗り気味の楽しい「FACE TO FACE」、哀愁漂う「SOMETHING STRANGE」、最後はR&Bテイストの「HIGH 'N LOW」で締めくくります。


 また追加された2曲は、本テイクとあんまり遜色ない出来で、一部演奏構成が異なったりして楽しめます。


FACE TO FACE / BABY FACE WILLETTE Blue Note BST-84068

01. SWINGIN' AT SUGAR RAY'S (Willette) 6:33
02. GOIN' DOWN (Willette) 7:26
03. WHATEVER LOLA WANTS (Adler-Ross) 7:18

04. FACE TO FACE (Willette) 6:14
05. SOMETHING STRANGE (Willette) 6:40
06. HIGH 'N LOW (Willette) 7:07

07. FACE TO FACE (Willette) -alternate take-
08. SOMETHING STRANGE (Willette) -alternate take-

Fred Jackson (ts) "Baby Face" Willette (org) Grant Green (g) Ben Dixon (ds)
Recorded on January 30, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.


TOCJ-7087 フェイス・トゥ・フェイス+2 / ベイビー・フェイス・ウィレット




Verve Remixed, Vol. 2 [Compilation 2003]
3. Whatever Lola Wants (Sarah Vaughan) / Gotan Project Remix