新・ブルーノートRVGコレクション第4回より-ベース・オン・トップ+1 ― 2007/09/30 05:32
A・ライオンが全てを仕切る時代に、べーシストとしてただ一人リーダー作を残せたP・チェンバース。
当時、ハウス・ベーシストとしても重用されていた彼の魅力を十分に堪能出来るのが本作です。
H・ジョーンズ、K・バレル、A・テイラーという品の良いメンバーに囲まれ、弓引きによるソロからバッキングまでと、ベーシストとしてのあらゆる技を披露してくれております。
そんな訳で、このアルバムはよく「ベーシストの教科書」と呼ばれたりします。プロを目指すベーシストなら、一度は聴いておきたいアルバムですか。
演奏はどれも良い演奏なので全部聴いて!欲しいところです。
まあ当時チェンバースが参加していたマイルス・デイヴィス関連で、「DEAR OLD STOCKHOLM」と「THE THEME」あたりを、マイルスのクインテット・バージョンと聴き比べると面白いかと思います。
最後に追加曲の「CHAMBER MATES」、初期CD化(1986年頃)以来、久々の登場です。
●TOCJ-7034 ベース・オン・トップ+1 / ポール・チェンバース
●BASS ON TOP / PAUL CHAMBERS Blue Note BST 1569
01. YESTERDAYS (Kern-Harbach) 5:52
02. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO (Cole Porter) 7:15
03. CHASIN' THE BIRD (Charlie Parker) 6:17
04. DEAR OLD STOCKHOLM (trad.) 6:42
05. THE THEME (Miles Davis) 6:12
06. CONFESSIN' (Daugherty-Neiburg) 4:12
07. CHAMBER MATES
Hank Jones (p) Kenny Burrell (g) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds)
Recorded on July 14, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
最近のコメント