新・ブルーノートRVGコレクション第4回より-リー・モーガン Vol.3 +1 / リー・モーガン2007/09/28 01:10


当時、L・モーガン(若干19歳)は、ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)のビックバンドに在籍していました。
作曲・編曲でバックアップするB・ゴルソンも、ガレスピーバンドのメンバーです。

アルバムの人気曲「クリフォードの思い出(I REMEMBER CLIFFORD)」は、モーガンに演奏してもらう為に書かれた曲だとのこと。

アルバム全体のイメージは、『B・ゴルソン・バンド フューチャリング・L・モーガン』といった感じですか。


しかし、アラビア調の1曲目「HASAAN'S DREAM」、ビ・バップ調の2曲目「DOMINGO」を経て、バラッドの名曲「I REMEMBER CLIFFORD」に続く流れは見事です。

あと、「HASAAN'S DREAM」の冒頭を飾るタンバリンとフルートの音色も結構好き。


まあこの堂々とした演奏をこなすL・モーガン、若干19歳だったとは・・・・恐れ入ります。


●TOCJ-7032 リー・モーガン Vol.3 +1 / リー・モーガン



●LEE MORGAN Vol.3 / LEE MORGAN Blue Note BLP 1557

01. HASAAN'S DREAM (Benny Golson)
02. DOMINGO (Benny Golson)

03. I REMEMBER CLIFFORD (Benny Golson)
04. MESABI CHANT (Benny Golson)
05. TIP-TOEING (Benny Golson)

06. TIP-TOEING (Benny Golson) -alternate take-

Lee Morgan (tp) Gigi Gryce (as,fl) Benny Golson (ts,arr) Wynton Kelly (p) Paul Chambers (b) Charlie Persip (ds)
Recorded on March 24, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

●おまけ
「TIP-TOEING -alternate take-」は、C・カスクーナのレコード会社『Mosaic Records』から発売されたBox-Set、
『#162 The Complete Blue Note Lee Morgan Fifties Sessions (4 CDs or 6 LPs)』
で初めて公開された音源です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiakira.asablo.jp/blog/2007/09/28/1825288/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。