トリオでハービー! - Herbie Hancock Trio (1981) ― 2007/02/11 06:00
ハービー・ハンコック(p)は、何故かトリオでのアルバムが少ないのかな?ライブでは結構演奏しているのに。
チック・コリア(p)はアコーステック・バンド、キース・ジャレット(p)はスタンダーズと、それぞれトリオを率いて活動しているのに、あらためて考えると不思議。
1960年代のブルー・ノート盤には、「Inventions and Dimensions(Blue note BLP 4147)」というアルバムもありますが、インプロビゼーション中心&パーカッション入りなんで、(打楽器好きの)私好みなんですが、今回はご紹介しません。
結構よいアルバムなので機会があればご紹介したいと思います。
そんなハービーも調べると「1977年」と「1981年」、VSOPでの活動時に、トリオ編成でアルバムを残していました(企画ものみたいですが)。
そんなわけで早速取り寄せ、1977年と1981年を聴き比べてみました・・・(鑑賞中)・・・圧倒的に1981年版トリオの方が聴き易い。
ちなみに、1977年版は「かなり勢いある演奏」という印象。
1981年版の1曲目は、「Stablemates」。
トニーがテーマ部はブラシ、ソロに入るとステックに持ち替え、小技を駆使してハービーの刺激的なソロをサポートします。
2曲目の「Dolphin Dance」 も、素敵ですねー。
4曲目の「That Old Black Magic」、テーマ部のさりげないアレンジが心地よいです。
あと、トニーのでしゃばらず、かっこいいバッキングも聴けるアルバムとも言えますね(後述あり)。
●Herbie Hancock Trio (1981) Columbia
01. Stablemates (Benny Golson)
02. Dolphin Dance (Herbie Hancock)
03. A Slight Smile (Ron Carter)
04. That Old Black Magic (H.Arlen/J.Mercer)
05. La Maison Goree (Tony Williams)
Herbie Hancock (p) Ron Carter (b) Tony Williams (ds)
Recorded on July 27, 1981 at CBS/SONY Shinanomachi Studio, Tokyo, Japan.
●おまけ: しかし頃のトニーは、トリオでも刺激的な演奏してますね。
昔、トニーが入ったピアノ・トリオ盤[ジェリ・アレン(p)のSomethin'else盤と、ミッシェル・ペトルチアーニ(p)との競演盤]、あんまりにも退屈なんで放出したこと思い出しました。
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